ところがどっこいの神主…の話。

と、言うわけで神主さんとの面談。
若奥様が、めっちゃ高級な日本茶と和菓子を出して
くださいました。
大奥様以上に若奥様に憧れていた私は、この時初めて
そのさわやかな声を聞くことが出来ました。

美男美女ってあるんやな~、きゃ~素敵!

無事に推薦状もいただき、
大学の卒業証明や、戸籍謄本、診断書などの手筈を
整えて、あとは神社庁に行って許可を貰えば、
国学院大学で神職の勉強ができるのだい。

神社庁の許可は、神主さんの推薦をもらえた時点で
数分で終わる作業のはずです。

「わ~~~いやった~!
これで私の葬式プロジェクトが一つ進んだわ」

の、は・ず・が…。

なんと、神社庁から1時間も待たされています。
応接室に一人ぽつんと待つ私。

神社庁からお偉いさんが現れて、
「長らくお待たせしたのですが、あなたは書類不備で
許可は与えられません」とひとこと。

「はぁ?何がいけなかったのでしょうか?」
と聞いても、理解できない回答。

「2年前に左翼の人が神主の資格をとって、
いろいろ問題があって厳しくなったんですよ」っと。

意味、わかんねぇ???と思いつつ、
とりあえずお引き取り下さいと言われて、
呆気にとられながら私は帰った。むかっ

そのあと、あの頼りないアルバイト神職の人から
連絡をもらい、
「やってくれちゃったね~参ったよ」
と言われた。

私が1時間、神社庁の応接室で待っている間に、
私の書類不備とかやらで、
どうやら大騒ぎになっていたらしい。

「あんた、大丈夫?」と、アルバイト神職の人に
まるで頭がおかしい人扱いで言われてもうた。

話をここまでひっぱっといて、オチはつまらなくて
申し訳ないこっちゃが、実はこんなんが理由ですたい。


「あんたの本籍、皇居でしょ。何考えてんの?右翼?」
確かに私の本籍は千代田区千代田一番地なのだ。

25年前に、ある人に勧められて皇居を本籍にしました。
しかも勤め先が千代田区役所の隣だったから都合がいいという話になり、気楽に決めたのです。

「えっ!それが何か??」

結局あとで、濡れ衣だとわかったわけですが、
それがわかるまでは、私の人格は「神社庁に刃向う敵」扱いの人間になってしもうてた。ショック!

知っている人は知っています。
本籍が千代田区千代田一番地の人って、結構いらっしゃいますよ。
それだけで、「右翼思想を持つ人」と結びつくのかなぁはてなマーク

大人の世界はわかんないわ~。いろいろあるんだろうな。
ご苦労様。いろいろ守って下さっているんだな。
と嫌みの気持ちではなく、
大人になりきれない私は本気で愛と感謝を送っています。

いつもだとそれくらいのプレッシャーに諦めない私ですが、
この道は「ちょっと違うんじゃないの?」と天が教えてくれたんだなと思い、国の扱う神職は諦めた方が賢明と判断しました。

要するにご縁がなかった訳で、
私が神様から見放された訳でもなく、
もしかしたら、逆に認められた合格んじゃないのかしら?
なんちゅうポジティブアップな自惚れ発想に変換されつつ、
次の出会いを待つことにしました。

 

 

ところがどっこいの神主…の話。の続き

とうとう、
品川にあるとある氏神神社の神主さんとの面談の日。
若婿さん(神主さん)、と言っても40代なんだけど、
まだハンサムな風貌は保っておられる。

実は、15年位神主さんの顔は拝見していなかったので、
久しぶりなのだ。

ところで、話は逸れるが、
なんちゅったって、お嬢様(神主の若奥様のこと)がお美しい。
背が高くてモデルさんの様なのです。
お嬢様(って言っても40代だけど、私の中では憧れているから)
の亡くなられたお母様がこれまたお美しくて、踊りの
お師匠様をされていた。

子供のころ神社のお祭りで盆踊りを踊られていたあの
神主さんのご婦人の浴衣姿に、子供ながらに色気という
モノを感じてしまった。

なんで教えられなくても、色気とかエロいとかは、
子供なのにちゃんとわかるのじゃろか??にひひ

私はご婦人の後について盆踊りを踊っていた。
お尻とか首筋とか手のくねりとか、よだれが出るのを我慢しつつ
ずっと観察していると、私はまるでご婦人がのり移ったように
踊っていた。

ご婦人から、「あなたはどちらで踊りを習っていらっしゃるの?
かなり長くお習いになられているのでしょう?お上手ね!」
と、初めて声をかけられた。
鈴のような声だった。
「あれほど赤い口紅が上品に装える女性は滅多にいないだろう」と、見とれていた私は、すっかりフリーズしていた。

私は心の中で、
「今日貴女に習いました。貴女を真似ていただけです」
って言いたかったけれど、
慌ててどもってしまった。まるで、痴漢がバレたかのように?
(ちょっとレズビアンの発想かしらん。あ~いやんラブラブ!

また、話がそれっぱなしでした。
次回こそ

ところがどっこいの神主…の話。の続きをします。

<続き>

 

 

ところがどっこい…

本気で神主になろうとしていた私なのですが…。

アロママッサージで死後硬直がないのを知って→のお次は
人間はどうやったらかっこよく楽に死ねるか→と考え出し
死を祭る最大のイベントはどうすべ?→話の展開はここまで来た

唐突に、神主になろうと思い込んだ私は、
どうやったら神主になれるか調べてみた。

難関は、氏神神社の神主さんからの推薦状を貰うこと。
そ~んな~、コネもないのに、どうするねん叫び

小っちゃい頃に知っていた神主さんは既に
お亡くなりになってるもん。
今は婿さんの時代になってるし、喋ったことないし~。

でも強く思えば叶うことを知っている私は、また念力を
使っちまったぜぃ。

念力を出して3日目だった。
アロママッサージをしにきたクライアントさんが何故か
マッサージを受けながら、神社の話をしだした。
クライアントさんの職業はスナックのママなので、
いつもは従業員とかお客さんの話題がほとんどなのに…。

私は、神主になりたいという気持ちが旬だったので、
神社つながりの話題から、そのことをママに話してみたのだ。

すると、偶然にもママの常連のお客様の中に、
私の氏神神社で神職のアルバイトをしている人がいる
というのだ。
そんな感じで話はとんとんと進み、
その人を紹介してもらえることになったのだ。

偶然にもほどがある。この世の中に神社は山盛りあるのに、
よりにもよって、私の氏神様は、1件ですぜぃ。
確率が凄過ぎやしませんか?

そういえば初詣に行ったとき、氏神神社で見たことのない顔の
神主さんがいらっしゃったのを思い出した。

私は滅多に人の顔を覚えられないのだが、
その神主がいかにもアルバイトである佇まい、
要するに様になっていないを見抜いてしまい、
一緒にお参りに行った友人に、
「あんなよれよれした仕草で大麻(おおぬさ)を振って、
お祓いになっているのかなぁ?」
っと悪口むっを言っていたのを思い出した。

「あ~~、あのおじさんだグッド!

その後私はママのスナックに行って、そのおじさんと意気投合。
カラオケを歌って、氏神神社の神主さんに話を通してもらえる
ことになったヾ(@°▽°@)ノ

 ところがどっこいの神主…の話。

<続く>

 

 

私たち、メモリアルセレモニー隊は一斉に集まって活動し始めます。

1週間か2週間後に亡くなる予定のA様から声をかけられたら、
アロマトリートメントクループ(みんなヒーラーで多分美女のはず)にひひ
は、5~6人で優しくマッサージを始めます。

「今まで肉体さんありがとう。お疲れ様。
よく働いてくれました」
という祈りの気持ちを込めて、丁寧に体に触れたり、
エネルギーをおくったり、お好きな音楽を奏でられ、
それは亡くなった後も続きます。
亡くなる前は、いろんなお話を楽しむのもいいでしょう。
ヒーラーたちは、天女のように受け止めてくれるはずです。

ヒーラーたちは、天国への道をつくる舞を踊ります。
鈴をリンリンと鳴らし音譜
行き先の道しるべになっているのかもしれない。

そんなセレモニーもAさんのお好み次第です。

かつて、このプロジェクトを考えていたとき、
お葬式には、
僧侶、神父様、神主さんが付き物じゃぁあ~りませんか?
っと思っていた為に、誰か適任な人は居ないかな?って
思っていました。

それが、なかなかしっくりくる人材に出会えなかったので、
私が神主になっちゃおうと思った時期がありました。

私が神主になれば、
いや、「私が」というより、
公的に信頼されるお祭りを出来る人が
セレモニーをすれば、亡くなる方のご遺族も安心されるだろうと
思ったからです。

でも、私なら、亡くなった方が今どこの旅路に着いておられるか
をご遺族に示すことや、
亡くなられた方が天国まで行かれる姿を見届けることが出来る
のではと?
と思っていたのです。(根拠もなく漠然とですが)

ところがどっこい…

<続く>

 

 

私の考えるメモリアルセレモニーとは

体と心と魂の意識レベルがあがってくると、

「もうそろそろ、死んでもよかよね!」
「あと、10日くらいじゃろか?」
「ほんなら、みんなに知らすっぺ!」
(あら~?この人どこの生まれの人かしらん?にひひ

そ~んな、ほんわか呑気な雰囲気からスタートする。

意識レベルが上がると、
自分の好みも、喜ぶことも、楽しみ方もわかっているから、
「最後の晩餐はどんなものを食べよかな~」
「誰と食べよかな~」「誰と最期の時を過ごそうかな~」って、
感じることが出来る。

スピリチュアルを知ってくると、
「肉体の死が自分の終わりを告げる訳ではない。
未来は永遠であり、希望があることを知っている」

自分自身がエネルギーとして、ただ変化している事を
受け入れてられている。
いうならば、サレンダーと抱擁しているようなものだ。

そうやって、本人の自己申告とともに、
私たち、メモリアルセレモニー隊は一斉に集まって活動し始めます。

さて、どんなお楽しみが待っているの?

<続く>