学校での健康診断の項目から、
半世紀以上続いてきた
座高測定と寄生虫卵検査が
2015年度限りで廃止される。
座高測定は戦時体制下、
「胴長は健康」と考えられて始まった。
徴兵の際の身体検査が、
影響したとみられる。
寄生虫卵検査は、
下水道の整備や化学肥料の普及で、
子供の寄生虫感染率は激減している。
などの理由から、時代の変遷と共に、
この二つの項目は健康診断から
外されるんだとさ。
この二つの項目って、
結構トラウマ作ってませんか~。
子供の心は傷つきやすいからね。
私が特に神経を配ったのは、
座高測定。
私は3人姉妹の末っ子で、
姉2人は足がとっても長い。
私はとっても短~~~~い。
すぐ上の姉に何度も言われた
ことがある。
「なおちゃん、なんでそんなに下に
オマタがあるの?」って。
にやにやしながら、
超、嫌がらせなのじゃ
そんな乙女心をさらにいたぶるのが、
座高測定。
しっかり、「お前は短足です!」と
数字で結果が出てしまいます。
座高測定を待っている間、
どうやったら数値を改ざんできるか、
色んな事を考えている私。
いざ、測定の時、お腹を凹ませて、
少し前のめりに座っちゃたりして。
そうはいっても、せいぜい0.5ミリ程度が、
努力の賜物になる訳なんですよ
実際、誰も私の座高の事なんて、
気にしてないだろうに・・・。
だけどもね~、
乙女の私は、この数値をいかに
下げるか必死だったのよぉ。
そう思っていると、必ず傷に塩を
塗るやつが現れる。
それは、
座高を測っている白衣の人。
私の座高を測って、
測り間違えじゃないかと何度も
そんなことを気にしていると、
付き合う友達とか、彼氏は
決まって足の長い人ばかりになるの。
立っているときは、
私より20センチも背が高いのに、
座ると、なんで私の方が
5センチも大きいの?
2015年、とうとう座高測定が廃止!
座高測定は戦時体制下の1937年、
「胴長は健康」と考えられていたため、
徴兵の際の身体検査が、学校に影響
したとのこと。
なるほどね~、原因は戦争かい?
これが、私が
「数字でハンコを押された嫌だったこと」
の一つ目です。
※(寄生虫検査はセーフでした)
ちなみに、
私はテストの点数が0点でも、
お勉強の順位がほとんどビリでも、
全然気にしていませんでした。
トラウマって、
ただの発火スイッチみたいな
ものです。
そんなもんですわぃ。
<続く>