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(前回からの続き)

9月になっても
成美ちゃんからセッションの予約はなかった。

 

成美ちゃんは8月に田舎に帰って、
すでに亡くなってしまっているのに、

おばあちゃんちの居間に
まだ居続けている150年前の先祖・・。

白い服の女性と小さな男の子・アキラ君の霊を
供養しに行っているはずだ。

それはタロットを通して、
先祖の白い服の女性に約束したからだ。

あんなにしっかり約束をして
いたのだから、行かない訳はないだろうし・・。

逆に行かなきゃマズイだろうし、

でも、行ったとしても、
結構ヤバい顔真っ青かもしれないなぁ。

 

・・・・・・・・・・う〜ん。

 

ちと不安。。顔

 

 

その後どうなったんやろか?????

気になるなぁ。。。

 

そわそわ。。。

 

気になる

(大丈夫かな〜、成美ちゃん)

 

そうこうしていると、
ようやっと予約のメールが入った。

成美ちゃんは10月末になってセッションに来てくれて、
とんでもない事を話し出した。

 

成美:
「実は那旺先生のところに9月に伺うと言って
いたのですが、
お盆に帰った時に、

スズメバチに刺されて
私たち意識不明になって救急で運ばれちゃったんです。

多分、白い女の人の最後のあがきかと。。」

 

那旺:
「私たちって・・・あなた。。」

 

ブヴぇ〜〜〜

 

奥目

ビックリたまげて奥目になってまう

 

成美ちゃんのセッションの後、

成美ちゃんの家族に何が起きたかというと・・・、

 

お母さんがが神懸かりというか、
お母さんの守護霊がとうとう動き出した。

 

そもそもお母さんの守護霊はお母さんのおばあちゃん
だそうで・・。

これも変な話なんでが、成美ちゃんのお父さんが
そういうのがわかるらしく、

結婚したてくらいの時に、おばあちゃんの写真を見て、
成美父上:
「この人だよ、あなたの守護霊は」

っと、
お母さんは伝えられたそうだ。
ととう・・父ちゃんも!スピリチュアルなのですか〜〜。。

 

わわわわ。。っとくるりゃ、スタコラサッサ(意味不明)

 

奇妙な一家だよね〜〜。

 

3

(わわわわ。。家族3人ともですかぁ??)

 

しかし、当時のお母さんは、それをあまり気にかけては
いなかった。

 

それがセッションが終わってすぐに、
守護霊のおばあさんが突然「ドン!」

と入り、色々とアドバイスをしだしたのだ。

 

例えば、

「田舎に一緒に行くメンバーは誰と誰」とか。

成美母ばあ:
「この人は連れて行ってはいけない」
とか。

「向こうに行ってから、こんなことをしなさい!」

とか・・、

霊を鎮めるための手立てを具体的に
伝え出したそうだ。

 

お母さんの妹、成美ちゃんの叔母さんは、
霊を感じる人なのだが、そちらにはメッセージは
入らなかった。

今回は、成美母上のお役目なんだろう。

 

そんな状況の中、
成美ちゃんの家族3人と叔母さん夫婦、叔父さん、
成美ちゃんのおばあちゃん
計7人が守護霊に選ばれたそうです。

 

ゴーストバスターズ顔イェ〜い
(ふざけてはいけませぬ。はい

 

いやはや、1回のタロットリーディングが、
こんな大掛かりなことになろうとは、

成美ちゃんがタロットを封印していた
意味がわかるような気がする。

 

そもそも私がタロットで
何を聞いたかは覚えてないけど、

先祖の霊にアクセスする、
秘密の扉を開けるような質問を

投げかけちゃったのかなぁ。。

 

 

そういえば、うちのセッションでは、
先祖供養の儀式みたいのが
よ〜〜く出てくるんです。

 

(続く)

 

成美ちゃんの進路を決めるために占った
タロットだったが、

とんだ方向に話は進んでいってしまった

 

タロットリーディングは1時間程度だったが、
まるで1日中、古〜い映画を見ながら
温泉に浸かっていたくらいの怠さがあり、

未だに頭に湯気が出ている感覚だった。

 

温泉

(あふ〜〜。。達成感。。)

 

タロットをリーディングしている空間が、
異次元と混在しているからだろう。

 

 

成美:
「那旺先生、私これで一切の迷いがなくなりました。

学校も通います。
そして、まさか私がタロットでプロとして
やっていくなんて、考えもしなかったけど、

私はこれが一番やりたかったことなんだと、
やっと気がつきました。

未来が決まった以上、前に進むしかありません。

今・・・・私、嬉しくて仕方ないんです。

今日、ここにこさせて貰って本当に良かった。
那旺先生を紹介してくださったS先生、
那旺先生、

ここまで導いて
貰ったことに感謝しています。顔

 

クライアントさんの殆どは、私のことを那旺さんと
呼ぶが、

やっぱり先生繋がりだと、那旺先生が呼びやすいのかなぁ。

私は、那旺さんでも那旺っちでも
なおなおでも、なんでもいいんだけどね。

スンマセン、話をそらしてしまいやした〜。

 

那旺:
「何言っとるのよ。
自分でリーディングしたんじゃないの。

私はただ、必要な質問をしただけ。
へへへ〜、こう見えても質問の専門家だからね〜顔

それにしてもさ〜、成美ちゃんのタロットって、
占いの範疇を遥かに超えてるわ。

 

私は今まで、タロットを4回習ったことがあるけど、
全然心が動かなくてね・・、
結局はあまりリーディングはしなくなってしまった。

で、上手と言われていた人のタロットリーディングも
何度か受けてみたんだけど・・、

あまりしっくりこなかったんだ〜。

 

やっぱりさ〜、どうしてもその人のフィルターを通って
しまっているので、
なんかね〜・・・そこが気になっちゃって・・。。

決して悪くはないんだけど、いまいち透明じゃない感じがして。

そんなら自分でやりゃあ良いじゃないかと
思ってはみたが、

どうしても突き動くものがなかった。

でもね、でもね、

成美ちゃんよ〜く聞いて。

成美ちゃんのタロットは、占いじゃなくて、
完全にタロットの精霊天使ちゃんと繋がっているんだよ。

こんなリーディングができる人なんて
滅多にいやしない。

成美ちゃんは誰からもタロットを習ったことが
ないって言っていたけど、

小さいころからタロットの精霊天使ちゃんたちと
遊んできたんじゃなぁい?
それが、見ていてよ〜くわかったの。

全然濁りがない。

これは占いなんかじゃなくて、
宇宙からのギフトを成美ちゃんが貰っているんだと思うのね。

成美ちゃんがタロットを封印しなくて
本当によかった。

もったいないよ〜。
あなたは宇宙がくれた宝物なんだから。」

 

いい子

(封印しないでくれて、ありがと。宇宙の宝物さん)

 

成美:
「那旺先生、私嬉しいです。
私、やり遂げます。
まだ誰も気づいてないタロットを

伝えていきます。私の使命を生きます。

9月にまたセッションを受けに来ます。

8月に田舎に帰って、
亡くなっているのにおばあちゃんちの居間に
まだ居続けている150年前の私の先祖・・。

あの白い服の女性と小さな男の子・アキラ君の霊を
供養してきます。」

 

 

と言って、丁寧に頭を下げて帰って行った。

 

頭下げる

(ご丁寧に・・も〜、あんさんありがとさん)

 

やれやれ、それにしてもとんでもないセッションが
最近はよく続くなぁ。。
・・・・・・・

 

しかし、9月になっても10月になっても
成美ちゃんからセッションの予約はなかった。

 

おかしいなぁ。。。

 

(続く)

「世にも奇妙な物語」って、
那旺さん、やけにもったいぶっちゃ
いませぬか?(視聴者の声)

前回の続きです~~~。

 

タロットを色々と展開させていくうちに、

突然、
成美ちゃんが高校3年生の時に、
「首から白いものが入られた」と言い出した。

 

しろ

(なぬなぬ???)

しろ2

(白いのって、どうちたの??)

 

成美:
「あ~、あの時、私の首の・・ここのところから
入った正体が・・今やっと・・分りました。

白い服を着た私と同じ年くらいの
若い女の人の
霊です。

そうです。あの時から私は体が病気がちになって
しまった。

この人・・・私の先祖です。

凄~い怒ってる。。

あ~~~~、ごめんなさい。
私の先祖が貴女に酷い事をしたのね!

本当に酷い。酷すぎる。
私の先祖があんなに醜い事をするなんて

ごめんなさい。。ごめんなさい。。」

 

勘弁

(うぇ~ん。。ごめんなさい。。
先祖が・・・・・)

 

成美ちゃんは、恐怖と罪悪感と
悲しみの中に怯えていた。

私はその様子を観察するだけで、
じっと待った。

 

成美:
「貴女のその悔しい気持ち、
よくわかります。痛いほどわかる。」

 

那旺:
「むかし、何があったの?
この女性は何年くらい前の人なの?」

 

成美:
「もう150年くらい前のことです。

母方の先祖にあたる若い女の人です。

その女性はお嫁にきて働かされ、
虐められた挙句に

子供が出来ないという理由で家を
追い出されてしまったんです。

その後にまた次の嫁を貰い、
その人は男の子を
産んだけれど、

その子を産んですぐに亡くなってしまった。

残された子供を育てなくては
ならなくなってしまったお婆さん(姑)は、
育てきれずに、

とうとうアキラ君という名の男の子を
口を塞いで殺してしまった。

 

最初に家を出された白い服を着た女性は、
その後の半生も辛いことばかりが続き、

「この家の子孫を7代まで呪ってやる!」
と言って、

藁人形を作り恨みながら一生を過ごしたんです。」

 

実は後で聞いてわかったのだが、
このストーリーは成美ちゃんの
叔母さんがすでにリーディングしていたそうで、

成美ちゃんも同じ光景をこの時のタロットによって
見る羽目になったのだった。

 

成美:
「那旺先生、この白い女性と小さな男の子は、
福島にあるお祖母ちゃんの家の居間で暮らしています。

男の子は居間でグルグル回って
遊んでいるんです。

私、前からあの居間には入れなかったんです。
とっても嫌な~感じがして。

その意味が分かりました。

那旺先生、私、夏休みになったら行きます。
この二人を救いに」

 

那旺:
「大丈夫なの??」

 

成美:
「はい、これは私がやらなければならない
ことです。先祖から託されたのだと思うんです。

うちの家系は子供が出来にくい上に、
代々男の子が生まれないのも
この白い女性の呪いのせいだと思うんです。

 

と言って成美ちゃんはまたカードに
集中した。

 

成美:
「私、必ず貴女を救いに行くから待っていて
ください。

必ず約束するから。

そしてうちの先祖の悪行をお許しください。
先祖に代わってお詫びいたします。」

 

成美ちゃんは丁寧に手を併せて、
深くお辞儀をした。

 

(その後も世にも奇妙な話はまだ続く)

 

 

 

成美ちゃんはタロットを

宇宙を回すかのように、
カードをシャッフルさせて、
束ね、展開させていった。

質問は、

『理学療法士になるべきなのか!』
『それとも違った道に進むべきなのか!』

 

成美:
「那旺先生、出ました。」

 

そう言ってタロットに深~くコンタクト
した成美ちゃんは、

魔法のコンパクトを覗き込む、
「ひみつのアッコちゃん」
(若い人は知ってます?この漫画)
の様だった。

 

ダウンロード

 

そして成美ちゃんはまるでタロットに
ひれ伏すかの様に、

「あ~~~~~

あ~~~~~、ありがとう
そうだったのね・・・・、

うんうん、わかったよ。。教えてくれてありがとう

っと、まるで万物の神々に感謝しているかの
様に会話していた。

 

そして手で顔を隠して号泣したのだった。

 

 

見ない

うぇ~~~~~~ん
成美ちゃ~ん、どうちちゃったの

 

成美:
「私、理学療法士の試験・・受けます。
ちゃんと現実界をしっかり歩きます。

でも、私には使命があるって言っています。

それがこのカードにしっかり出ているんです。
理学療法士とその使命を併用してやっても
いいと。

私は二つの道を選んで良いって。

それは私にしか出来ないタロットを
伝えていくことです。

私が生まれてきた目的は、
理学療法士にせよタロットにせよ
何らかのまだ誰も気づいていないものを

体系化して手渡すだけの人なんです。
手渡せばそれで良いんです。
それが私の使命だったのか~~~

あ~そうだったのか~~!
心がいま大きく喜んでいます。」

 

お~、成美ちゃんおめでとう

 

こ~んな流れで、
進路の方向性はバシッと決まった。
めでたしめでたしのタロットはおしまい。。

・・・っといいたいところだが、
まだ時間は30分残っていたので、他のことも
見てみようということになりました。

 

この話は半年前のことであり、
ある意味ふたりでトランス状態に
なっていたので、

実はこのあとに何の質問をしたかは定かでは
ないのだが・・・。

 

おそらく私が何らかの質問をしたはずです。

私はサニワ役に徹していました。

 

で~、この先に起こったことは・・、
「世にも奇妙な物語」となって
いくのです。

 

タロットを色々と展開させていくうちに、

突然、
成美ちゃんが高校3年生の時に、
「首から白いものが入られた」と言い出した。

 

しろ

(なぬなぬ???)

 

どういうことだい??
この展開は・・。

たま~に、(でもないかも)変なセッションになってまう
クオーレテラピーアソシエイツ

 

 

(その後も世にも奇妙な話はまだ続く)

 

 

 

断食プログラム、すでに1週間はやり終えて、
あと2週間でごわす。

あ〜、お味噌がここまで美味しいものとは、
今まで気づいていなかった。
(心身とも、微細になっとる)

お味噌ちびちびとナメナメしています。
ちびっとのお味噌を舌に滑らせる。
(お味噌がOKなのは塩を摂取するためです)

 

じわ〜っとした味覚の広がり
身体中の細胞がワッショーイしてる。

 

舐める

(なめなめするの。。ウマか〜)

 

IMG_2750

(この4種類のお味噌たち。
それぞれの個性が自信ありげに私を喜ばす

 

*********************

 

さてさて、前回の続きっす。

成美ちゃんが記憶喪失、そして鬱状態になり、

体に力がこみ上げてこない、
やる気が出ないなどの状態が続いていたのは、

前回話したように憑依のせいもありましたね。

 

成美ちゃんが鬱状態の時に、
S先生の紹介でセッションをさせて貰った訳ですが、

たった1回のセッションで、
しかも1時間で解決出来たのは希なケースです。

 

この時、彼女にとって
カウンセリングを受けたのは初めての経験でした。

 

うちに来ていただいているクライアントさんで、
解決するのに比較的時間がかかる場合があります。

それは問題の症状が重いとか、
過酷な子供時代や人生を送ってきたからとか、
トラウマが大きいとか、

そういうことが基準ではないんですね。
ヘビーな問題や症状=セッション時間→では無いということです。

 

でも最近とみに思うのは、
心理学の勉強をしてきた人や、
カウンセリングの知識を積んできた人、

セッションを他でたくさん受けて、そこそこ
癒されているけど苦しさが取れない人、

スピリチュアルや占いなどのアドバイスを
受けてきている人は、
意外にもセッションを厄介にさせています。

 

それらによって余計な観念を身につけて
しまっているために、

それを外すためのセッションを1〜2回しなくては
ならないことがあるからです。

 

そういう意味で、
成美ちゃんは存在そのものがシンプルなので、
セッションは本当にやりやすかった。

 

人のことをとやかくは言えませんが、
シンプルで素直っていいですよね〜。
(私、かなりねじ曲がってました→おぃ顔過去形かい??)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

話が頓挫しないうちに戻りますが、

2時間ある持ち時間のうち、
残りの1時間は新たな悩みに取り組むことになったのですが、

それは進路のことでした。

 

『理学療法士になるべきなのか!』
『それとも違った道に進むべきなのか!』

 

 

話を進めていくうちに、
成美ちゃんは小学校三年生の時にお父さんに
タロットカードをプレゼントされて、

ずっとタロットとお友達だったと聞いていました。

いじめにあった時に絶望の淵から救ってくれたのは、
最愛のタロットカードだったと。

 

私は、そんなにタロットを信頼しているのなら、
成美ちゃんの進路をタロットに聞いて
みたらどうかと提案した。

 

成美ちゃんは、

成美:「そんなこと、怖くて出来ません。
自分の進路を占うなんて。。」

 

那旺:
「だって選択に迷っているんだったら、
タロットがわかりやすくていいんじゃないの?」

 

成美:
「そ、それは・・やっぱり無理です」

 

那旺:
「なんで〜〜〜??」

 

成美:
「私、怖いんです。タロットが。
人の不幸なこともわかっちゃうし。

当たりすぎて、今まで2度も封印してきました」

 

那旺:
「それなら尚更やってみたら?
私が質問してあげるし、ずっと見ていてあげるから、
そんなら大丈夫でしょ?」

 

成美:
「・・那旺先生が見ていてくれるなら、
私、できるかもしれない。

やります。やらせてください!」

 

那旺:
「じゃあ、私のタロットを貸してあげるね

 

何種類か持っているタロットのうち、
成美ちゃんに必要だと思われるタロットを選んだ。

 

それを渡された成美ちゃんは、

タロットをそれは大事そうに手に包み込んで、

 

成美:
「あ〜、あ〜〜、なんて優しいタロットなの?
タロットが優しく語りかけてくれる。

私、こんなに優しいタロットに出会ったの
初めてです。」

 

って涙を流した。

 

その姿を見て、この子、タロットと一つになってる。
まるでタロットの妖精天使ちゃんかに見えた。

 

成美:
「では、始めさせていただきます。」

と、タロットの上に手を置き、
目をつぶり、祈りと質問をしている。(シーン)

 

 

どうやら相当深い深層意識にアクセスしているようだ。

 

私は成美ちゃんの隣に座っていたが、
1メートルくらい距離を置いた方が良い気がして
静かに離れた。

 

成美ちゃんの気迫の邪魔にならないように、
オーラの中にある情報をクリーンにして
リーディングしてもらいたいからだ。

 

この時、かつて易の先生が言っていた
言葉を思いだしていた。

「私の師匠が筮竹を二つに分けるとき、
地面が唸る音がした。
それは離れて庭にいたとしてもわかるんです。

あ〜師匠が今、易を始められたな!」っと。

 

成美ちゃんの祈りと共に精霊と繋がる気迫。。
これが1時間前まで鬱だった人間の
することなのかと目を疑った。

 

め

(人間の可能性というものはどこまでもあるのか!)

 

 

そして宇宙を回すかのように、

 

カードをシャッフルさせて、

 

束ね、

 

展開させていった。

 

(静かっす

 

(続く)