<前回から続く>

私たちリチュアルマスター
(サードステップ)にとって、

リチュアルをやる上で、
絶対に手放してはヤバいと言われて来た、

大切なプルパを、

 

「湖に捨てろ!」


と校長は
促しているのです。

 

校長は、いつも冗談を言ったりして、
私たちをコケにしている人なので、

当然コレも冗談だと思って、
誰ひとりも指示に従いません。

 

そんな事が有ろうはずが無いと
信じているからです。

 

命の次に大事だとされている、
プルパを捨てるという事は、

あれ〜〜どうなるんじゃい???

 

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しかし、校長は真剣な目になっている。

 

きっと、正直に捨てた奴は、
後でいちゃもんを付けて、
責められるのではないかと、

みんながみんなの行動を様子見だ。

 

でも、それは事実だった。

 

校長先生の指示の意図が、
誰も訳が分からないと思いつつ、

 

みんなで、心の中で

せ〜の」で、
一斉に湖にプルパを投げ捨てた。

 

「きっと、すぐに拾いにいくんやろ。

とりあえず、儀式だから・・ね!

 

と、私たちは、ソレを疑わなかった。

それほどまで、プルパの大切さを、
何年も教えられ続け、
それを実感し、
守って来た私たちだ。

 

 

でも、そのプルパの教えも、
今となったら幻に消えた。

 

私たちは直ぐさま、
湖から去るように言われ、

そのままバスに乗って東京に
向かった。

 

「ありえへん。
プルパを拾わないんっすか?」

 

何が起きたか混乱している私たちは、
キツネに化かされた様なまま、

心にポッカリ穴が空いている・・。

あんなに大切にしていた、
プルパ。。。。

 

どこかでビビっております。

バカボンぱぱ謝る

 

これで、正しいんやろか?

 

間違っているとか正しいとか、

ちゃうねんな〜。

 

隣で、坊さんのMちゃんが
半べそ顔で嘆いている。

サードステップになったお祝い
として、

合宿に来る前に、高価なプルパを
奴は新調していたのだ。

なるほど、金持ちならでの行動
じゃん。

 

それが、裏目に出て、
Mちゃんはガッカリしとる。

でも坊さんは、葬式が入ったら
あっという間にお金持ちになるから、

私はそれほど同情しないわん。

すまねぇ、Mちゃん 

・・・・・・・・・・・・。。

 

帰りのバスに乗り、一瞬、
自分がどこにいて、どこに帰るのか
分からなくなりました。

この、4日間のストーリーは
一体なんやったんやろ?

 

狐につままれる

 (狐につままれた感のままのわたし)

 

 

これで魔法学校サードステップ
昇級合宿のお話は 、幕を閉じます。

 

魔法学校のお話が、こんなに長い
シリーズになるとは、

思ってもみなかったけれど、

みなさん、一緒に時間を共有して
くれてありがとう。

 

しかし、ここで書いたものは、
事実を事実として書いたまでの
ことで、

 

大事な事は、

 

この体験から

どんなメッセージ受け取り、

何を学んだのか!

 

コレが大きな鍵となるのです。

 

私は魔法学校の批判を
面白おかしくオチャラけて
書いたのでしょうか?

それは、全く違います

 

きっと次回には、
何らかのメッセージが降りてくる
ことでしょう。(そんな気がする)

今は、頭がパー子になっているので、

ごきげんよう・さようなら。

 
<完・なんだけど何となく・続く