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修行マニアでも、
ビックリこんの4日間。

サードステップに昇級するための
第一関門・野宿合宿からようやく
解放されて、

お風呂とご飯にありつけると
思っていたら〜、・・・ランランラン。


ちっちっち!

images

 

この世界は、そんなに甘くないっす。

魔法学校は、ドンデン返しのシナリオを
観せるには事欠かないのだ。

サービスたっぷりで、
期待を裏切りましぇ〜ん

 

実は、この先の行程をブログに
書くかどうか、

迷いに迷った私です。

 

 

野宿合宿の話だけでも、
読者の皆さんには十分
メッセージが伝わっているかと・・。

これでシリーズの幕を閉じるのも、
有りだよなぁって・・・思っています。

 

私が「迷う理由」というは・・、

これから先のフィルムは、
魔法学校の秘儀でありますから、

 

公開する事によって、魔法学校側に、
迷惑や影響があるかもしれないと、
色々と考えました。

 

「秘儀は秘儀なのだから、
口を割ってはならぬのじゃ!」という私と、


「でも、まてよ。。」

 

今はどんどん秘密がディスクローズされて
いく時代に移り変わって来ている。


「公開してシェアする方向に
宇宙は動いているのだ!」

と、日々感じているのです。

だから、分かる人には分かる様に、
エッセンスだけお伝えしようと
心を決めました。

***********

では話は戻って〜と、


私たちは山から下りて、
次の場所に連行されたのだった。

images-1

(囚人じゃないんだけど、
今となったら似た様なものだわ)

 

私たちが連れて行かれた場所は、
広い空き地でした。

先輩達が、何やらすっごいことを
しています

直径2メートル半ほどの幅と、
確実に私の背丈をゆうに越える
深さの穴を掘っているのです。

タオルを首に巻いて、
ヒーヒー言いながら、数人で穴を
掘っています。

ブルドーザーとかは使っていませんよ。
シャベルでエッサラオッサラと。

先輩は先輩で、ご苦労しているんだなぁ。
(明日は我が身・・オーこわぃ

 

穴掘りの丁度最後の仕上げの頃、
新米の私たちが、ここに
呼ばれたのです。

 

穴

 

ドキッ!!嫌な予感

 

どうやらその穴に、

「飛び込む=落ちろ!

 

と言う儀式が待っていたのでした。

「落 ち ろ !」

 

という先輩の合図があり、

 

 

「そうなのねあんさん、

わちきに死ね!

ちゅうことなのね~」

 

と、説明されなくても、
暗黙の了解で存じておりました。

 

御慈悲だから、最後に
身支度を綺麗にさせてくだせ~。

4日もお風呂に入ってないから、
お股が臭~~くて、(ゴホゴホ

死ぬにも死にきれません。

な~んて、
たわごとを聞いてくれないのが、

くそ~、魔法学校のおきて。

 

はいはい、解りました。
死なせて頂きますわい

 

せ~~の。。

 

 

ズルッ!ドシ~~~ン

 

      

し~~~~~~ん

 

 

深い穴に落っこちた。

 

そのあと、、、

 

私は。。。

 

一度・・・。。死にました。

 

南無~、ち~~~ん

 

 

<まだ続くのね>

 

 

 

魔法学校合宿は
3日目の夜も雨模様。

 

夜の雨
湖の近くは、夜中になると雨が降るの?

と法則に感じるほど、3日間連続
雨になった。

 

地面が濡れているから、
座ることはできない。

立つか、かがむしかないのが
辛いところです。

かがむウルトラマン

みたまんまのスタイルです

 

今夜は副校長からお慈悲で
戴いたありがたい段ボールがあるのだ。

日中は、段ボールを体に巻いて、
風よけが出来たわ

夜はこうやって、雨をしのいでいる。
段ボールは、雨でクタクタになり
かけていた。

もう限界かな?

・・・・・・・・・・。

 

とうとう4日目の朝がやって来た。

朝

 

 

まさか!

今日は最終日。
副校長のお迎えは時間は、きっと朝に
決まっていると思っていたら、

またもや魔法学校は期待を裏切らない。

迎えに来たのは、午後3時を回っていた。

野宿や断食期間も、
すでにまるまる4日は過ぎていた。

4日も経つと、精神状態は
きゃぴきゃぴしていない。

どっしりと腹が据わった感じがする。
精神が静かになっている。

「何が起きても大丈夫!」。。みたいな。

西に陽が動き出した頃、
副校長のお迎えが来た。

つまり下山しても良いという意味だ。

 

新米サードステップのメンバーは
おのおのが、おのおのの場所から
現れて、下山をし始めた。

この時、

魔法学校のサードステップって、
やはり只者ではないなぁと、
感じたのでした。

 

これだけのインパクトのある経験を
した=いいえ、させられたのにも
関わらず、

4日ぶりに仲間と対面した時には、
微笑んで会釈しただけだった。

誰ひとり愚痴や文句や、苦痛を
訴えるものはいないのだ。

だだ、起きたことを受け入れている。
起きたことに各々が最大限の力を
発揮し、責任をとる覚悟がある人が
集められていると思う。

下山の途中で、ある女性が副校長
から、「失格である」ことを伝えられた。

その理由は、
1日目の初めに自分たちの陣地を
決めた後、半径5メートル以上は、
決して動いてはいけないと言う決まりを
違反したそうだ。

彼女は、自分の陣地が決まってから
動いてしまったらしい。

それは、近くにいる仲間に
何かを親切に伝えに行ったとのことで、

事実は仲間を思っての行動だった。

初日の最も早い時間に、
既に失格が決まっていたのに、

この試練を4日も経験させられた
挙句に、いまさら失格なんで・・・

なんて気の毒なんだろうと、
私は本当に同情した。

 

でも、彼女は、その采配に対して
全く愚痴も自分を責める言葉も
言わなかった。

「そうでしたか。わかりました・・」
っと、言葉を残しただけだった
のです。

私は、本当に感動しました。

自分のした行動にきちんと
責任をもち、

起きることに対処し、
今出来る事は何か!と考え、
即行動する。

こういう姿勢が身についている
のだと思いました。

私が同じ立場だったらどうだった
でしょうか。
彼女の様に出来ただろうか?

今回の様な想定外の体験をすると、
物事に対して、良いも悪いもないん
だなぁと、素直に思えてくる。。

 

 

さ〜〜て、下山をして、これから
お風呂に入れると思いきや、

猿 温泉

 

 

私達はある場所に連れて行かれた。

サードステップになる儀式は実は
これからが本番だったのだ。

 

<続く>

 

 

 

そして、野宿3日目の朝日が昇った。

私は3日間で、
お水を200CCしか飲んでいない。

「はーはー、ゼィゼィ・・・
くるちいっす

脱水症状になると分かっていても、
寒くて、これ以上、体を冷やす事は
出来なかった。

お腹も空かないし、喉も乾かない。
オシッコもうんこも出やせん。

ただ私は寒いのだ~

すると、

 

先輩が、様子を見に来た。

 

先輩:「豊岡さん、
身体の調子はどうですか?」

 

私:「寒さのあまり、心臓の動機が
どんどん酷くなっています。
心臓の近くが痛くて苦しいです。」

 

先輩:「残念だけれど、何にもして
あげれないの。
今回のチャレンジを断念する意外は
方法はないのよ。どうする?」

 

私:「このまま冷えると、私は心臓の
病気も持っているし、もうギリギリな
気がします。また今夜も雨が降る
かもしれない。その時はどうなって
いるか、微妙です」

 

先輩:「副校長に相談してきます」

 

その後に、副校長がやって来た。

みかん5キロが入る段ボールを
持って来てくれた。

副校長:「これで雨風をしのぎなさい。
3日頑張って来たのだから・・・
もう少し。」

 

お~~~~~、
段ボールだ。

お~~~~~~、神よ。

助けてくれてあんがと。。。

 

神様

 

 神ちんに、お慈悲を戴けたでやんす

 

段ボールは、本当にありがたい。

 

小学校5年生の反抗期時代。
何だか知らないけれど、

意味もなく母親に怒られたくて、
わざわざ嫌がらせをして、

自分で自分を怒らせて、
家出をしたことがあったっけ

あの時は、お金も行くあても無く、
最期は庭にスノコを敷いて寝たん
だったなぁ。

晩秋の頃で、夜はめっちゃ寒かった。

そのとき、古新聞と段ボール
見つけて、
身体中に巻いて寝たものだ。

結局、夜中の12時過ぎたら、
辛くて断念して、

玄関をガラガラっとあけて入って、
母親の寝姿を確認しながら
自分の部屋に戻ったのである。

今、思うと母親はきっと寝ては
いなかったと思う。

自分で何に腹を立てているのか
分からない若かりし頃のわたし。

あの時は小学校5年生

今は中年生

今の私の姿は、毒蜘蛛に顎を刺されて、
アントニオ猪木状態。

配給されたトイレットペーパーで
グルグル巻きミイラになっております。

それプラス、段ボールをかぶっておりまする。

ハロウィンの一人仮装プレイを

楽しんでいる訳じゃないですよ!

 

私、必死で何とか生きているのじゃ〜。

 

中年になって同じことを
やっている私が、面白過ぎる

はずかしい犬

 

 <続く>

このシリーズはなかなか終われません。

 

 

 

 

魔法学校の 

野宿二日目の深夜になりました。

さっき毒蜘蛛に刺されて、
顎が小型マウスの様に掴めます。

このまま毒が、脳まで到達したら、
ヤバいかも。

今こそ、靈氣師範の腕の見せ所。

(でも、ここは、一人ぼっち
誰も、見てね~んだよ~

 

かつて、私はこんなに集中して
靈氣をしたことが有りませんでした。

必死こけば出来るじゃんね~。

2時間くらい真剣に手当てをしまし
たところ、パンパンに腫れていた
顎が、少し緩みが出てきたようです。

これで峠は越えたようです。

鏡があったら、心が憂いて、却って
治る気力も失せたかもしれないが、

今回の場合は、鏡が無くてよかったぜぃ。

間違いなく、
アントニオ猪木君だもんね。

「1.2.3.ダー

アントニオ猪木

 

顎の方の峠は越えたけれど。。。

 

今夜も私は忍び雨

↑演歌のタイトルじゃないけれど、
雨が降って参りやした。

 

今日もかよ。勘弁してくれや

 

また、樹の下につま先で立ちます。
今日は、昨日の雨よりは強いです。

しばらくすると、樹の下でも身体は
濡れてしまった。

副校長の命令を聞いて、
あの時、傘を手放した自分が
恨めしい。

 

こうなったら霊能力を使うしかない。

「頼もう~~。お静まりやす

 

 

すると、雨はピタリと止んだ・・。

 

幼稚園の頃、晴天の日にベランダで、
雨乞いをしたことが有る。

あの時と正反対だけど・・・、
同じことが起きたわぃ。

 

偶然か??

この際、そんなのどっちでも
いいのじゃ。

 

すまぬ、かたじけない!」

 

っと、私は、形が有るようで
無いものにお礼をいった。

黒田官兵衛になった気分っす。

黒田官兵衛

私、官兵衛さまのファンです。

 

そして、野宿3日目の朝日が昇った。

 

水は、200CCしか飲んでいない。

 

<さらに続く>

※みなさん、長~いシリーズを
続けて読んでくださってありがとう

 

 

 

 

 

 

きっと明日朝早くに先輩が
迎えに来てくれる。

と希望を抱いてから、
はや15時間

あやのこうじ

雨は止んで、
御日様が射してきました。

 

身体はずっと震えています。
多分血圧が低下している感じが
します。

もともと低体温で35.2~4度を
行ったり来たりで、
心臓も不整脈が出ていてキュンと
辛いのだ。

寒さのあまり、水は1滴も飲めませーん。

食事も合宿所に行く前日は
運悪く昼から食べていないし

合宿所に着いてからは、オニギリを
1個しか食べてない。

でも、寒さの方があまりにも辛過ぎて、
お腹がすいた感覚が無くなって
しまいました。

昨夜は木の下に立ちんぼうで
雨宿りしていたので、徹夜だった。

眠いのよ~。だから日中は、
ゴツゴツ石を下にして爆睡しました。

 

目を覚ますと。
やっぱりこれは夢ではなく
現実なのだ。

お尻とお股が痛いよ~。
お尻の下は尖った石がゴロゴロ
していて~、

お股が痛いのは、お股に樹
挟んで寝ているからだ。

私の選んだ陣地が急な坂の為に、
お股に樹を挟まないと、
寝ている間におっこちゃうのだ。

遠く下の方に、仲間が見える。

彼はここからいつ見ても、瞑想
している。(偉いにゃ〜

彼は国土交通省のお役人だった。
奥さんと子供2人いるのに、仕事を
やめて、魔法学校に退職金を
つぎ込んでいる。

相当な覚悟なんだろう。
だからあ~やって、真面目に
やっているんだよね。

 

そうこうしているうちに、

もう、夕方です

夕方

 

私は先輩が迎えに来ないなんて
ことは、1ミリも、疑っていませんでした。

なんで、夕方まで待たせるんやろ?

だども、だども。。。

夜8時ころになっても先輩は
迎えには来ませんでした。

まさか、本気で今夜も野宿なの?

そうだったんです。
2日目の合宿も野宿だった。

・・・・・・・・・・・・・。。 

生唾ごっくん

 

私が寝ていると、
変なものが私の顔の上を
歩いている。

一度だけ感じたことが有る感覚。
この足の長〜い蜘蛛を。

真っ暗だから何も見えないの
ですが、動きで奴の姿が判ります。

多分、毒蜘蛛だと察知しました。

 

毒蜘蛛

 

私は小学校5年生の時、
放送部で毒蜘蛛に刺されてから、

アレルギー体質になってしまい
ました。

きっと、その時の蜘蛛の再来では
ないかと、私は息をひそめました。

”毒蜘蛛が私の顔を通り過ぎるまで
決して動かない”

私はそう決めました。

息も止めて、

「うっ!うぅぅぅ、くるちい」

なのに、なのに、

 

奴め、私の顎をしっかり刺して
いったのだ。

顎は、みるみるうちに腫れて、
私の顎の3倍位の大きさになった。

掴むと小型のマウス位の大きさの
コブがあるのじゃい。

 

もう、2日も放置プレーされると、

「ヤリでも鉄砲でも耳かきでも、
何でも持って来い!てやんでぃ!」
って
だんだん開き直ってきた私でした。

 

<もう少し続くよ>