<前回から合宿のお話しが続いてます>
現地に着いたばかりで、
おにぎり1個しか食べさせて
くれないで、
どうも、湖ではなく、山を登るようだ。
途中で合流した外人達は、
全員ダウンジャケットを着て、
毛糸の帽子をかぶっている。
ポケットにはチョコレートやお菓子や、
ポットには温かいコーヒーとか、
何やらリュックまで背負って、
たいそう荷物が多いじゃん。
こちとらはのう、
副校長の指示のもと、な~んも
持っとらんけん。
私なんぞは、
お祝いパーティー合宿だと思って
いるから、
チャラチャラした夏物の
可愛いドレスを着てきた
んだもんね~。
副校長は、ある程度山登りをすると、
「自分の気に入った瞑想する場所を
探しなさい。
他の人達とは見えない程の
距離を置いて、
自分の場所が決まったら、そこから
5メートル以上は決して動いては
いけません。
コチラの指示があるまでは、勝手に
動いたり話をしてもいけない」
と言葉を残して、山を下りて行った。
まぁ、いつもの事だけど、
与えられる課題は厳しいのぅ。
と、思っていたが、
待てど暮らせど命令の解除は
ありません。
時計も何も持ってないから、
何時だかわからんけれど、
山を登ったのが1時過ぎくらいで~、
もう陽は暮れかかっている。
多分6時前じゃないかな?
退屈やな。
周りは岩だらけで、ケツが痛いし、
昼でも寒かったけど、
陽が暮れると、
お~~~さみぃっす。
<まだ続いてまう。
それでいいのだ~>
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
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