洋服ワンピースが終わって、次は本本に入った。

因みに12袋捨てたお陰で、翌日に、早速困ってしまった。
着るものが無くなっていた。
トキメキを基準に選択していたら、残るものがほんの少しになってしまった。

ありゃ、それってかなり味気ない生き方をしてたんか?わたくし…。
ちと情けね~じゃね~か。(やくざベースの声)

でもこれからは、時めいて選んだお洋服を買えるスペースもできたのだから、
有難い。多分…。きっとそのはずだ…。そう思える日がきっと…グッド!来るよ。
だども、家には着る洋服が(ヾノ・∀・`)ナイナイ

でも、運がいいことに、5日間ずっと雨だったから、洗濯機にたんまりと
洗濯物が入っていたので、とりあえずその中で綺麗そうな物を着てしのいだ。
ちょっとやりすぎだったかな~?後ろ髪…。カットしたから後ろ髪はない…。

さて数日が経ち、朝早くから爽やかにまきちゃんがやってきた。
お片付けするのに、おリボンのついた可愛い服リボンを着てきてる。
私は、「お片付けが終わったらデートでもするの?」と聞くと、
特に変わったことは無いようで、このあとは、外人専用のダイニングバーで
アルバイトだそうだ。
要するに、お片付けであろうが、ペンキ塗りであろうが、アルバイトでも、
デートでも、とてもオシャレにしていて差がないのだ。
(多分下着も可愛いんだろうな~←すげ~な)ラブラブ!

\(●o○;)ノ参ったで!私の概念を覆す、まきちゃん。

そういうまきちゃんも、お片付けをして変わったそうです。
それまでは、化粧もせず、ショートカットで、見た目は男だったらしい。

時めく物を選択するようになると、実践で自己価値を高めていく訳だから、
どんどん綺麗になっていくのだ。
自分に毎日向き合って、トキメキのご飯を食べさせてあげたら、
そりゃ、いい女になるわな~。(まきちゃん、それ以来モテモテらしい)

   <お片づけ実践編・その1>
         ↓  
次も難関。これまた本も、山積みにする。
まきちゃんは、寝ている本を、目覚めさせてあげるために、
手をパチパチと叩いた。
長い間放置されると休眠状態の本がいるらしい。

 ホームページはこちらへ右矢印HP「笑顔 クオーレ」 

思いを断ち切る為のパフォーマンスって、必要だと思う。

自分の思いを伝えられずに去ってしまった人に対して、
私は終わる事の出来ない感情のもつれを、ずっと閉まっておいた。

そんなことは、とっくに過去に終わっていたと私は思っていた。

でも、スカートに宿る切なさが、未だ癒されていないと知ったとき、
私はこれで、このやるせない悲しみを終わらせることができるのだ。
その方法、儀式が「お片付け」だった。

まきちゃんは、繊細に私の手からスカートを受け取り、丁寧に折りたたみ、
ゴミ袋に入れてくれた。

「終わったね!ありがとう」と私は爽やかな気持ちになりました。

それから3日後、ここ数年やり取りをしていない友人から電話を貰った。

「スカートの彼が死んだ天使」との知らせ。
友人は、ひょんなところからその情報を入手して、私に教えてくれた。
彼女が伝えてくれなければ、多分彼が亡くなった事を知り得なかっただろう。

私がスカートを捨てた前日あたりに、彼は息を引き取ったのだ。

なんという偶然だろうか。
彼は、難しい癌におかされて、5年あまり闘病生活をしていたそうだ。

葬儀に行くことに多少の迷いはあったが、
片付けの儀式を終えたことにより、わだかまりは消えてしまった。

葬儀に行って、私は本当の意味で彼とお別れが出来た。
どこかで恨んでいたかもしれない感情にも整理がついた。
そうしたら、彼がもっと身近に感じられた。

般若心経をあげているときは、いつの間にか今は側にいてくれている。流れ星
私は、彼が般若心経をあげている声がとても好きだった。
「空」について話ができる同志だった。
彼はお坊さん。今は、「空」をしっかり体感しているだろう。

 「お片付け」
おそるべきパワフルメラメラなお片付け。
潜在意識を大きく揺さぶり、人生の転機を与えてくれる。

ホームページはこちらへ右矢印HP「笑顔 クオーレ」

一反木綿の夢事件で、

私は「在るべきものは何らかの形で、戻ってくるものなのだ。」
と理解せざるを得なかった。

何故なら、一反木綿の夢と、天使くんの電話のお陰で
3枚とも、つまり100%のモノが戻ってきたから…。

しかし、驚くのはこれだけではない。
(゚o゚;;ビックリ! 既に他にも不思議なことが起こっていた。

洋服を選別しているとき、
裾がヒラヒラと切れていて、
ジーンズ素材の少しセクシーなスカートが出てきた。
私はそれがお気に入りで、既に10年は使っていた。

そのスカートを持った瞬間に、ある思い出が頭を過ぎった。
そして、その思い出をまきちゃんに話さずにはいられなかった。
たぶん潜在意識下では、気にいっているスカートを捨てなくてはならないと
分かっていたからなのでしょう。
スカートとお別れする前に、何か納得する必要だったからだと思います。

まきちゃんは、話し上手でもあり、聞き上手でもあります。
カウンセラーの私でも、ツイ聞いてもらいたくなる器をもっている女性です。
彼女はたくさんのご苦労をしている方なので、
人の痛みがよく分かっているのです。

さて、私が何を話したかというと、
「私、このスカートを履いていた時に、ボーイフレンドがね…」
と、既に「時」は昔の様子が目の前にリアルに戻っている。
 
「那旺ちゃんとの帰り際に、那旺ちゃんが振り返った時、
            後ろ姿のひざ下が、とっても綺麗で…サンダル
と、言われたことを思い出した。
よく考えてみたら、スカートのことを褒められたワケでもないのに、
足首を褒められた事がドキっと嬉しくて、
いつの間にか、スカートも思い出と一緒にくっついて来たのだった。

「7年前に、とっても理不尽な形でその人と別れて、私は納得できなかったの。
突然電話をとってくれなくなり、その理由を私は知りたくて、何回も連絡した。
ある人が仲に入って、ふたりの関係をおかしくさせた。それは濡れ衣なのに、
彼は傷ついて、信じてくれなかったあせる。」とかなんとかEtc。

私がビックリしたのは、スカートにこんなストーリーがくっついていた事だった。
(このストーリーはまだまだ悲しい事が続いていたが、とりあえずこの辺で…)

     へぇ~~? たかが、スカート、されどスカート。

私はきっとそのセクシースカートを履くたびに、無意識ではあるが
このストーリーをずっと抱えて、自分の情報としていたのだ。

足首を褒められたことだけならまだしも、
情報は、理不尽な別れ方をして、切なかった事までそっくり入っているのだ。

これこそが、モノに詰まった意識だったのだ。

そんなこととは露知らずに、私はそのお気に入りのスカートを履いていた。

スカートが悪いわけではない。スカートにへばりついてしまった感情が
私を力なくさせていた。
「自分ではどうにも出来ない」と言うエネルギーが…。

我に返った私は、スグにそのスカートを捨てる選択をした。

ホームページはこちらへ右矢印HP「笑顔 クオーレ」

片付けの中で洋服選びが一番ハードルが低いらしい。
洋服で、足ならしをしてから、次の項目に進むのだ。
なかなか出来たカリキュラムだのう。

さて、前回のブログでは洋服さんたちを12袋捨てた。
次の日がゴミの日だったもので、洋服さんたちはベランダで
一休みすることもなく、ゴミ集積所に直行した。
しかも、雨がザーザーと降っていた。
きっと、ベランダに置いたとしたら、
間違えなく私は「一枚~、二枚~と」ゴミ袋をあさっていただろう。

洋服を捨てた夜、私は夢でうなされた。
三枚の洋服が、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる
「一反木綿」ように私の前にクローズアップされた。
$弾ける笑顔 クオーレテラピー-一反木綿

「そ、そそ、そんな~、もう遅いよ~、びしょ濡れやもん」
「無理無理。やだよ、頼むから諦めて!」
と、夢うつつになりながら、一反木綿とやりとりをしていた。

朝、目が覚めて、体も心も重かった。
3枚といっても、そのうちの1枚は2千円位のTシャツだった。
それに比べたら、私の捨てた服たちは、一度も手を通していない
まあまあ高価なものが10枚以上はあった。
でも、何故かそのTシャツが残る理由が有ったようだ。

後は、ニットのセーター。それもそんなに大した品物でもない。
ただ、私に似合っていた。

残りの1枚が罪悪感の塊になって、私の胸をドキドキさせた。
「多分、もう着ないはずなんだけどな~」
それは、一反木綿のような神式の白袴一式だった。

でも、もう遅い。
今はだいぶ小雨になったが、昨日の夕方から外は豪雨だった。

こんな時、また、天使くんからタイミングよく電話が鳴った。
なんで、こんなに朝早く電話が来るのかな~と思いつつ、
電話を取った。
(因みに、天使くんは、「テーマ・メリーの奇跡」の中に、
2度ほど出てくるので、良かったら参照してください)

特に用事は無かったようだ。
でも、私の落ち込んでいる声を天使くんは聞いて、
「那旺はん、どうしたんや~」と尋ねた。

「あのね~、私、大変のことをしてもうたの。だって、白袴一式を
捨てちゃったんだもん。もう、びしょ濡れだし、ゴミ屋さんだって
スグに来ちゃうもん。」

天使くんは、「何やってんだよ、スグに拾ってらっしゃい!」と
大声を上げた。

「ヤダ!あんなに山盛りのゴミの中から、見つけることなんて不可能だし、
あと、1分しか時間ないし。びしょ濡れになるし、変な人だと思われるもん」
と私。

「まぁ、何でもいいから、取りに行きなさい!!」と厳しいお声。

「え~~ん、わかった(^-^)/」と、ゴミ集積所に行ったら、
やっぱりびしょ濡れになった服たちが、生ゴミと一緒になって
ゴロゴロと転がっていた。

「わからん。どこにあるかなんて。」
ゴミ収集車の音が近づいてきた。
「あっ、そういえば、黄色の風呂敷の近くに捨てたような…」
火事場のクソ力とはこの事で、傘を放り投げ、
1分間で10分以上の働きをした気がする。
      「見つけた!!黄色の風呂敷」

私がビニール袋を手にしたときは、ゴミ収集車が到着していた。
ビニール袋を玄関で開けたとき、
一切濡れることもなく服たちは私を迎え入れてくれた。
まきちゃんが丁寧なゴミ袋の締め方をしてくれた御蔭と、
ゴミたちの一番下にあったせいで、白袴や扇子などは、
全く無傷だった。

不思議なことに、その白装束の真上に、一反木綿となって出てきた
Tシャツがチョコンとのっていた。
「なんじゃ、このストーリーは…」

落ち着いてハーブティーを飲みながら、
信じられないくらいに少なくなった、選ばれた服に目をやる。
昨日、まきちゃんに捨てる方に手渡した、一反木綿のニットのセーターが、
有るではないか。
まきちゃんが、有り難いことに、間違えてくれた。

こうして、夢に出てきた一反木綿は全て帰ってきたのだった。

この、ミステリアスな現象から、
私は「在るべきものは何らかの形になって戻ってくるものなのだ。」
と理解せざるを得なかった。

もう安心して、お任せしよう。
ハートに忠実に生きよう。

 ホームページはこちらへ右矢印HP「笑顔 クオーレ」

そうか~、自分のそばに残すか残さないかは、「ときめくかキラキラ
が合言葉だったのね。
こんまりさん、うまいことを考えたな~。

成る程、
選択の基準を“ときめくものに”置き換えると、スムーズに事が運ぶ。

それから、私は、服を胸に当てて、かすかな感覚を確かめた。
完全に筋肉反射している。
残すべきものを、間違って捨てると、胸がキュンとなるし、
捨てるべき物を残すと、どこか落ち着かない。
ちゃんと、わかり易いシグナルを自発的に発信していた。

捨てる方に選択された服たちは、一つ一つ触って「ありがとう」
と言って、まきちゃんに渡す。
残す方に選択された服たちは、「時めきキラキラ」を合図に選ばれるから、
「この子、好き!音譜」と、声のトーンも軽やかに、まきちゃんに手渡すのだ。

まきちゃんが、「よく見ると、バラの花の模様の服が沢山ありますね?
那旺さん赤いバラが好きなんですか?」と聞かれ、

私にそういった習性がある事なんか、全く覚えがなかった。
でも、よく見てみると、似たようなバラ模様の服やスカーフが
チラホラあった。
「私ってバラ模様が好きだったんだ!」
こんなことにも気付いてあげてなかったんだ、私…。汗

私がまきちゃんにお片付けのサポートをしていただいたのは、
3月の中旬だったと思う。
特にこれらの工程をメモをした訳でもないから、
記憶をたどってブログを書いてま~す。

そんなわけで、今更思い出したのだけれど、
大切なことを書き忘れていたわい。

こんまりさんは、このお片付けを「祭り」と定義している。
お片付けの発想は、「イベント」なのだ。

だからこそ、祭りの初めには、神様にお祭りをさせて頂いても
よろしいかと、お尋ねする。
要するにこのお片付けは儀式から始まり儀式に終わるのです。

まきちゃんは、山積みになったお洋服の前に正座をして、
手を合わせ、「もにょもにょと、お祈りをしていた」

「なにしてんの~」と聞くと、このお家の神様に、
「これからお片付けさせていただく為のお祈りをしていました」と
まきちゃんは言った。

このあと、洋服だけでゴミ袋12個も捨てることになったのだが、
ゴミ集積所に捨てられた洋服たちに対して、
またもやまきちゃんは、手を併せ深々と「ありがとう」と御礼を言い、
お見送りをしたのだった。モノたちに対する旅立ちの儀式だった。

雨に濡れた12個の洋服たちに、こんなに安易に買ってしまい、
そして簡単に捨ててしまった事にたいする、お詫びの気持ちが込み上げた。

「長い間、放ったらかしでごねんなさい。そして、今までありがとう。
 また、時めくものになって、ここに戻ってくるんだよ。約束するから」
と私は心の中でつぶやいた。

まさに、モノ達と私の式典である。

 ホームページはこちらへ右矢印HP「笑顔 クオーレ」