【幸せを呼ぶ仏像めぐり】 悟東 あすか著 必見!
(説明を省くが、深い尊敬の意味を込めて)
で、
何故、この漫画がオススメかと言うと、
絵の可愛らしさは当然、見た目そのものなのですが、
このマンガ本から、ビンビンと伝わってくるのは、
「仏教の教えを、
出来るだけ沢山の人達に、
ハードルを下げて、
マジで難しいことを、面白おかしく伝授したい」
という、あすかさん意図を感じるのよね。
ハードルを下げてと言うのは、→真っ逆さまな意味でして、
ハードルを下げた風に見せかけて、
実は、密教の秘伝、
今までかつて、一般に公開されることのなかった密教のエッセンスを、
アチラコチラに、な~んとなく、さり~げなく散りばめられておるのじゃ。
「とうとうそんな時代がやって来たんじゃのう、ばあさんや!」
「ハイハイ、じじさま、私は2000年以上も待ち続け、だいぶ歳をとりました~」
(ありゃ、だんだん、前世だか、日本昔にタイムスリップしてきたしまったわい)
話を戻して~~~~~~~~~~~~、
コレが漫画のもつ魔法の特性であって、
芸術家は、こうやって神様のメッセージを、庶民にお渡しする役割を
引き受けるのだろうなと思いました。
私にはお坊さんの友人が何人かおりますが、
彼女はその中で断トツに、
神仏のことを繊細に丁寧に考えることが出来る僧侶です。
彼女が尼僧の資格をとったのは、20年位前のことですが、
あすかさんにとって、
ご自身が本当に本尊と繋がれているのかどうかと問い続ける時期が、
相当長くあったようです。
つまり、ずっと悩まれていたらしいです。
私はそれを聞いてびっくりしました。
批判をするつもりは毛頭ありませんが、
今どき、ご自分が本尊とつながっているかどうかを、
仏に問い続けたり、
凹んでみたりしている僧侶が
どれだけいるのでしょうか。(言い過ぎだったらごめんなさい)(_ _。)
いろんなお勉強をさせているお坊さんは、友人にもおりますが、
本当の意味で、こんなに信心深い方は、
滅多にいらっしゃらないかと思います。
最近のあすかさんは、
高野山の修行道場に、ご自分がお世話になった恩返しとして
「お手伝い」として入られ、沢山の事を学ばれています。
あすかさんの神仏に対する謙虚さは勿論、
同時に彼女の生きる姿勢も頭が下がるほど謙虚な方です。
そんな、奥義を持つ方の漫画を、
な~んちゃって感覚で読める私は、
なんて良い時代に生まれ、幸せなんだろうと思います。
いつか、クオーレテラピーでもお呼びして、
仏教のお話をしていただけるようにセッティングさせてもらいますね。