(前回からの続きです)
熊本の山中は酷い豪雨でして、
風で飛ばされそうな車の中で、
私は北海道に在住している友人のメールをチェック!
友人Tちゃん:
「那旺さん、私のクライアントさんの
娘さんの知人で、今、東京に居るのですが
明日には帰らないといけない様で、
また東京にいつ来れるかわからないとのこと。
那旺さんのセッションを勧めたんだけど、
やってもらえませんか?」
車は凄い揺れだったから、
指が上手く使えず、まともに返信が出来なかった。
とりあえず「了解!」だけ送った。
最終便の飛行機で
羽田に着いたのが23時半くらいだった。
シャトルバスの待ち時間に、
携帯の電源を入れて、
メールをチェックしたら、
友人のクライアントさんの娘さんから
メールが入っていた。
娘さん:
「明日、友人をよろしくお願いします。
私は付き添えませんが、
私の友人の友人を見ていただきたく、
私の友人が付き添いで参ります」
う〜〜〜ん、
と言うことはですよ〜、
(オラは3つしか覚えられへんで。1,2,3・・5でっか?)
那旺の①北海道の友人の、
②クライアントさんの
③娘さんの
④友達の
⑤友達ですか?
人間関係・五段階活用だべか???
その方はかなり重い症状の様で、
言葉が上手く伝わるか分からない様な
ニュアンスのことが書かれていた。
と言うことはですよ、
娘さんの友人の友人が重症なものだから、
一人では来れないので付き添いとして
娘さんの友人が来るわけだよね〜。
そんな重症な人に来てもらって
大丈夫なんやろか?
と、よく分からないまま、
翌日の朝8時に娘さんのお母さん、
つまり北海道の友人のクライアントさんから
電話が来たのだ。
友人のクライアントさん:
「すみません、娘がハワイに居るもので、
そちらには行けないのですが、
よろしくお願いします。」
那旺:
「あ〜、ハワイ??
そうなんですね?
わかりました。
これからいらっしゃる方は、
今日中にそちら・・
北海道へお帰りになる予定なんですね?」
友人のクライアントさん:
「いえいえ、ハワイに帰ります。
娘が行けないので通訳が出来ないのですが、
大丈夫ですか?
娘の友人も、見ていただく方も、
全く日本語が話せませんで、
どうも中国人みたいです」
なに、言っとるの?
ニ ホ ン ゴ ハ ナ セ ナ イ
って・・ですか?
(ウェ、「喉オチンコぶーらぶら」
→コレ・・ビックラこいたの方言のつもり)
私は、
日本語かウンコチンコ語しかハナセナイ。
いい加減に承諾しちまって、
「まずったわい」・・と、この時思ったけど、
後の祭り。
何故なら、すでに彼らはタクシーで
こちらに向かっているとのことだった。
「今更断れない・・。。」
私は慌てて、
英会話教室に通い始めたばかりの
アシスタント君を呼び出した。
彼が、外人と英語で上手く会話が
通じたのを見たことがない。
特にイギリス人には殆ど通じなかった。
でも、意外にも中国人と喋っていたのを
何度か見ていた。
何でも良いから、
猫でもブタでも居ないよりマシかと
思い、来て欲しかったのよん。
(私はもっと酷いど・・。
好感度をあげるために笑っているだけじゃん)
(愛想笑い。。何でも良いから笑っとこ)
私は、とりあえず、
「何とかします・・」
って答えたけど、
そうこうしていると、
娘さんからラインが来た。
娘さん:
「そちらの近くに着いているみたいですけれど、
タクシーを降りて迷っているらしいです。
すみませんが外人っぽい二人組が
歩いていると思うんですが、
外に出て探してもらえますか?」
中国人なら見ただけじゃ分からんよね。
大声で喋ってくれなきゃ探しようがないじゃん!
って思いつつ、とりあえず外に出て捜索した。
「あっ!いました。いました!」
一目でわかる外人が。
この人たち、絶対に中国人じゃない。
ここまで来ると、なんの情報が正しいのか、
信用できない。
言葉も喋れないのにさ〜、
何を頼りにすりゃ良いのさ・・思案橋(ふる)
遠くから手を振っているのは、
フィリピン系かハワイ系の風貌の
男女二人組です。
女性の方は明るい雰囲気で、
「ハーイ、那旺??」っと手を振った。
もう一人の男性も、
高級そうなスーツを着た、
とても目の綺麗な紳士だった。
あれれ、私のクライアントはどっちだい?
っと思っていたところ、
女性の方が私に耳打ちした。
「彼、ヤバイ。😣
絶対おかしい。
このままで行くと死ぬかも」
(とにかくヤバイヤバイのだ〜)
みたいなニュアンスを私に訴えて
、
「助けてあげて、お願い!」
と頼まれちまった。
そうか、とりあえずわかった事は一つ。
どうやら紳士さんの方がクライアントさんに
なる訳ね。
今は、それだけしか情報がない。
いったい何が、ヤバイんでしょうか?
この時点で意味不明。。
どうも英語でのやりとりになりそうだが、
アシスタント君では難しいっしょ。
私のセッションは心に響くような魔法の
言葉が細胞に浸透して変化を起こすのに、
私の一番の能力を発揮するツールが
絶たれている中で何ができるんやろ。。
(続く)
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