＜前回から続く＞
えんま様が死んだおっさんに結審する
場面に入りました。
えんま様：
「これからあんさんに３つの質問に
答えてもらうよってにな、
よ〜く考えてお答えになるがよい。」
「一つ目の質問。
あんさんは宗教の集団グループに、
はいりますか？
二つ目の質問。
「るるるの水」は飲みますか？
三つ目の質問。
あんさんは、
あんさんの生きてきた、
人生に後悔はありませか？」
えんま様：
「まず一つ目の質問は、
以前にも丁寧に説明したとおもうねんけど、
ちゃんと覚えとる？
人間界である宗教に属していて、その宗教に
信心深く繋がっている人は、
霊界においても宗教団体に入れるおきて
がありますのや。
もしあんさんがお望みやったら、
入ることもできますのや。
どないしまひょ？」
死んでるおっさん：
「私の家は仏教の真言宗ですが、
彼岸や盆暮れに墓参りに行くのと、
葬式の時にお経を唱えてもらうくらいで、
特に信心深い訳ではありません。
しんちゃんもお葬式。お葬式
真っ黒くろいお洋服
子供の頃に、キリスト教の日曜学校に
２年間通って、洗礼を受けたのですが、
それっきりなんです。
でも、仏様やイエス様のことは、
勉強もしたし尊敬しています。
えんま様、逆に私はどうしたら
いいのでしょうか？」
どしたらいいの？
えんま様：
「そない程度なら所属せんでも、
ええんとちゃうか？
霊的宗教団体に入ると、
それはそれで自分の行く場所や、
考え方が拘束されてしまうさかいにな〜。
あんさんたち人間の最終目標が、覚りと
あれば、
何ものにも囚われない心に向かう訳
なんやから、
わざわざ枠を設ける必要はないんと
ちゃうか？」
死んだおっさん：
「覚りたいです。安心な心を得たいです。
何にもとらわれのない心でいたい。
人も自分も傷つけない、
そんな人間になりたいです。えんま様
」
えんま様：
「わかりました。
それでは、るるるの水がありますが、
飲みはりますか？
お喉が渇いたでしょ？
美味しい魅惑のお水よん」
死んだおっさん：
「魅惑の水？るるるの水？？。。
ソレってずっと気になっていたのですが、
いただいても良いんですか？
飲んじゃっても死にませんか？」
えんま様：
「もうこれ以上は死ぬことはおまへ〜ん」
死んだおっさん：
「でも気になることが一つあるんです。」
＜続く＞
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