目の前に積んであるのは、6個のダンボール。
一度もページを開いたことのない、英会話の本が6冊も入ってる。
もしかしたら、これから使うかもしれないじゃん。
「もったいない…」とつぶやく。
【未来への不安か?】
老後に何もやることがなくなった時に、
読んだら楽しいだろうなと思っている値の張る全集。
「コレを手に入れるのに京都まで行ったのに…」と過去を振り返る。
【過去への執着か?】
さて、今日は作家の友人とお勉強会をする日です。
彼は、「本があれば幸せ、本が僕の財産」という人で、
本に埋もれた生活を楽しんでいるらしい。
で、作家さんにお片付けの話をしたら、
ダンボールの中身を見せて欲しいとの事で、
私は諦めた本は見たくなかったのだが、仕方なく開けてみせた。
彼は、目をキラッとさせて、「Σ(゚д゚lll)こんなすごいの捨てちゃうの?」
と、言われると、大変なことを私はしでかしてしまった様な気になった。
「うん、勿体ないよね??なかなか手に入らないでしょ?」と私。
「僕はこの全集をずっと読みたいと思っていたけど、ハマるのがわかるから、
読まないで我慢していたんだ。\(◎o◎)/!あっ、これもだ!」と彼は驚く。
私は、後悔の汗が出た。
でも、ここで、ひるんだら、今までと同じだ。
コンマリ流お片付けを、成し遂げなくてはならない身だ。
マキちゃんも頑張ってくれているのに…。
と、自分の柱がクラグラしてきた。
「ねぇ、この本、ぜ~~んぶ僕が預かるよ。僕のところを図書館だと思って
くれればいいよ。それに、返してって言われたらちゃんと返すよ。
ただし、一つ条件がある。
僕は読んだ本の重要な箇所に線をつけるのが習慣だから、
それを許してくれたら、着払いで送ってくれるかな?」
願ってもない話。
喜んでいただける人のところに私の本が嫁に行く。
出戻りも(・∀・)オッケー!だ。
彼は本当にいいタイミングで来てくれた。
手放すと決めてから、急に愛しくなってしまった本達は、
数日後はブックオフ行きだったのだ…。
作家さんのおっしゃる通り、着払いで本を送った。
でも、その後になって、
英会話の本、とっておけば良かったな~と思うことがあった。
あと、もう1冊は、5百円くらいの健康関係の本。名前は思い出せなかった。
これが、まるでお約束したようにビックリなんです。
2週間後のお勉強会の時に、作家さんのリックサックから、
ジャスト!その本が手渡された。
「英会話の本と、もう一つは、僕も持っているからお返しするね」
↑
ちょっとこのストーリー、出来すぎてはいませんか
洋服の件も含めて、マジックとしか思えない。
「必要なものは、あるべき姿になって戻ってくる」
宇宙様、どうもおそれいりました(=・ω・)ノ
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