「マジ?(゚o゚;; 」「お化けm(-_-m)~ ??」うえ~、奇跡の復活。
「お化けじゃないよ、お母さん。新年明けましておめでとう。
今年もよろしくね!」
な~んて、メリーが言うはずはないが、
私は感謝の気持ちでいっぱいになった。
「大いなるものよ!また、メリーを目覚めさせてくれてありがとう!(TдT) 」
「さぁ、メリー、お散歩に行こ!」
メリーが帰る時間は残りわずか。
あと4日だ。
仮にメリーが向こうで死んでしまったとしても、
もう二度と会えなかったとしても、もう悔いはない。
この1ヶ月、メリーと、とっても充実した時間を過ごせたからだ。
そして、私は毎日、「ゴメンネとアリガトウ」をメリーに繰り返し伝えた。
私は、20代の頃から心臓が悪かった。
酷い心筋梗塞をおこしたような不整脈が有り、常に動悸のある生活だった。
腰痛もあり、左の足は引きずっていたので、私は一生早歩きさえ出来ない
ものと覚悟していた。
下痢歴は40年続いている。じんましんが出たり消えたりの体。
かつて、メリーと同居していた頃、
メリーはよく吠えた。
気がおかしくなるくらいのヒステリックな吠え方で、
私は、メリーが吠えるたびに休まることが出来ないで、心臓がキュっとなった。
台所では、銀紙ホイルの音や、ガスレンジの魚を焼くトレイを出し入れすると、
噛み付くかのように吠えて止まらない。
散歩の時はもちろん、私はそれに対していつもイラついていた。
その時、私は無意識に思ったものだ。
「メリーの耳が聞こえなくなったら良いのに…」と。
メリーと離れてから、私はスピリチュアルや潜在意識の学び、体の治療など、
たくさんの知識を得ることが出来た。
8年ぶりにメリーと再会したとき、たくさん学んだからこそ、
「ハッと」した思いが湧き出てきました。
私は自分が無意識にかけていた「呪い」に気づいてしまった。
あんな可愛いメリーに呪いをかけていたことに気がついた私は、
自分の恐ろしさに愕然としたのだった。
「メリーの耳が聞こえなくなったら良いのに…」と、確かに私は思っていた。
それが、現実になって目の前に現れたのだ。
今、私がかけてしまった呪いを解かなくてはならない。
「メリー、ゴメンネとアリガトウ。アイシテル」を繰り返し繰り返し伝えた。
今回、メリーはとっても穏やかになって私の前に現れた。
何故なら、見えないし、聞こえないから、気力も削がれた状態になったから。
神経が細やかだったり、いろいろな機能が敏感だと、本当に生きづらいよね。
私も一緒だよ。
もっと、自然のある環境にいられたら良かったんだよね。
私は残り少ない日数の中で、メリーの五感が少しでも回復する事を
トライしてみようと思った。
<続く>
笑顔 クオーレ
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!