トラウマだって目星をつけてはいても、実はかなり違うかもよ!
クライアントさんが、
「コレって、私のトラウマになっているんです。」
っと仰るのですが、
実は顕在意識で考えつくレベルのものが、
トラウマになっていた事って、私の経験上、まず少ないんですよ~。
クオーレテラピーでは、
年齢退行催眠療法やマトリックス・リプリンティングなどで、
インナーチャイルドに会いに行くテクニックがあります。
このテクニックによって、クライアントさんが訴えている
トラウマの原因の出来事に近づいていく訳ですが、
場面的には、「ここよ!」とクライアントさんが目星を付けても、
的を外していることが多い様です。
要するに、トラウマになった場面に近づけたとしても、
クライアントさんにショックを与えた問題の根っこに
フォーカス出来ていなかったとしたら、
今、抱えている問題や環境が変わることは難しいです。
上手くいかない理由として、
クライアントさんがそのトラウマを癒す時期でなかったり、
セラピストの洞察力が乏しかったり、
クライアントさんとのラポールがうまく築けていなかったり、
または、セラピストが自分の感情の解放を怠っていたりして、
狭い範囲の視野で、問題の介入をしてしまうなど、
いろんな要因があります。
ですから、問題の核に入れない場合、
このトラウマに関わる問題は棚上げしてしまうことになります。
(でも、一気に解決することがベストとも言えないので、
そこは、ケースバイケースです。)
例えば、トラウマだと感じている少し前の場面に時間を戻してみます。
すると、本人が想像もできない程の、
小さな出来事にすごく傷ついている事があります。
クライアントさんは、潜在意識で見つけたトラウマと、
顕在意識でアタリをつけていたトラウマのギャップにびっくりします。
そうして、本当に笑えるようなくらい小さな出来事に、
自分が真剣にショックを受けていたのだと気付いて、
涙をポロポロと流してらっしゃいます。
セッションを終えたあと、
トラウマの理由が可愛すぎて、笑ってしまったりもします。ヾ(@°▽°@)ノ
そんな笑いが出てくれると、涙と笑いで解放と浄化と癒しが一気に起こります。
今は社会人として、
しっかり社会生活を送られているクライアントさんなのですが、
その胸の奥にある純粋さに触れ、私はとっても愛しくなります。
このトラウマにしっかりとスイッチを入れるためには、
感情と感覚にアクセスすることが大きなカギとなります。
このことについては、また近いうちにお話しましょう。
※(注意)色々なトラウマのケースもありますので
虐待などの問題を抱えられているクライアントさんには
このケースに当てはまらないこともあります。
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