(前回からの続き)

だいぶ時間が経ってしまって、
前回の流れがわかんなくなっちゃったかな?

このテーマ(1)と(2)を書いていて、
気づいてしまった二つ目の考察をお伝えしましょう。

どうやら殆どの人は、
自分がやりたい仕事と正反対の仕事を
選ぶように出来ているのではないだろうか!

ということなのであ〜る。

このテーマ(その2)では、こんな事を書いた。
   ↓

思うに、セックスにしても、買い物や甘いもの、
タバコ、お酒、ギャンブル、
過食や拒食などの度を超える依存症って、

本当に欲しくて望んでいる事ではないはずだ。

頭が流行るというか、
頭に追い立てられているだけで、

深いところで感じる心の反応は速度が遅く、
大抵は掻き立てるように主張する頭を採用し、
心は後回しにしてしまう習性がある。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


と書いたが、本当は心の方が早く反応して、
頭の方が後なのに、

私たちは心の声を採用するやり方を忘れるように
小さい頃から教育されてしまったから、
ちょっとしたサインに気づかなくなった。

前回の記事では、
私の頭は嬉しい!けど、体(感覚=細胞=真実)が嫌よ!
と訴えているバームクーヘンを取るか、

頭は嫌よ!だけど体(感覚=細胞=真実)
嬉しい方の梅干しを採用するか!

の、体が訴えている声に気づいた話をしましたね。

・・・ここでは、些細な事を例に挙げたけれど、

人生の重要な選択にも大抵の場合は、
頭の方を優先させるものなのだ〜。

ワシらが本音の「想い」を聞かないのは、
いったいどういうことなんだ〜!!

でもって・・・・、
自分がやりたい仕事と正反対の仕事を
選ぶように出来ているのであ〜る。。

(那旺さん、それってホントだべか??)


ちゃんとした硬い仕事をしないと、
世間に恥ずかしい。
真っ当な仕事に就かないと親戚やご近所さんから後ろ指さされる。

安定したところでないと、食べていけない。
守ってもらえない。

エリートから外れてしまう。

と、ちまたではよく聞く話ね。

ずっと点数で支配された教育を受けて来たから、
合格点を貰うことしか考えていない。
それがふつ〜・・・の人生を送ってきた

決められた線路を進むのが当たり前であって、
心の声なんて初めっからわかんない。

しかし、40歳を過ぎた頃、
仕事もオモロくないし、こんなので人生終わって
いいのだろうか?

私のやりたいことって何だろう?
そもそも何が好きなんだかさえもわからない。
毎日仕事で疲れて1日が終わる。

職場が凄い嫌な訳ではないけど、
本当にこれで、このままでいいんだろうか?

「私の好きなことを探してください!」

と、セッションで言われてもね〜。

でも、こういった悩みを掲げて
セッションにいらっしゃる方って、すご〜く多いんです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そういう私も、同じだった。

うちは、お父さんがいつ死ぬかもわからないし、
お金が無いから高校は都立しか行かせないって、
なんと受験日の3ヶ月前に突然母親に言われ、

姉と同じおバカ私立高校に行かせて貰えるものだと
思い込んでいたのに、

「えぇ!中卒は勘弁してけろ!」と、
人生で初めて勉強した。

それまでは宿題も試験勉強もしないで、
ビリから2番目でもお構いなしだった。

しかし、先生たちもびっくりするほどのマグレで、
まあまあ勉強の出来る親友と同じ高校に入れて、
やれば出来るんじゃい!

と、それから遅咲きの勉強に励んだ。

しかし、小学校の時も本当の本当におバカだったし、
中三の2学期まではそれは続行していて、
勉強の基礎がわかんない。漢字も算数も、何もかも。

ちなみに、小学校では軽い知的障害の子が一人居たから、
私はビリにならなくて済んでいたほど、
あんぽんたりんだった。


(エェッ!あんぽんたりん・・とはあまりじゃないのよ)

親からは、短大以外は行かせられない。
ウチにはお金が無いんだからと言われたが、
受かっちゃったら仕方なかろうと強行突破を決め込んだ。

なんで大学に行きたかったかというと、
東大合格率の高いエリート男子校の生徒達と音楽クラブで
混声合唱をやった時、

世の中にはこんなに勉強をしている人がいるんだと知り、
「負けてはおれぬぞよ!」と、
ただ単純に思ったのがきっかけだった。

親に逆らっての受験だから、
代々木ゼミナールの受講料も赤ちゃんの時から
貯めたお小遣いを全額叩いて通った。

ここで私は価値観を一つ変えた。

私は、もしかしたら馬鹿じゃ無いかもしれない!
やれば出来るかもしれない!!

甘いものを食べすぎたり頭を強打した幼少期で、
1日5回の下痢と視力も弱いし、頭がぼんやりと寝た状態で、
基礎も全くないまま大学受験を目指したから、
受験できる大学の選択肢がめちゃんこ少なかった。

高校で学んだ簿記と、
代々木ゼミナールで学んだ漢文古文が受験科目にある
中央大学商学部しか選べなかった。
それだけは満点を取れる自信があったから、
あとは賭けみたいなものだ。

で、ここでも奇跡は起こり、無事合格したは良いが、
大学に行ってもオモロくない。

ふと、何で私は大学に行きたかったんだろうと
考えてみたら、
「私は馬鹿じゃ無いかもしれない」
ことを確かめたかっただけなのだ。

あと、母親から「中央大学は凄いよ〜。
何てったって、六大学だからね〜。」
受験を反対していた癖に、
またいい加減な情報を渡されて、
「ヘ〜凄いんじゃ〜」って素直に受け止めてしまった。

そもそも六大学って何かわからなかったが、
とりあえず、私は六大学に入ったんだと胸を張っていたが、

六大学って野球の対抗戦で使っているだけじゃんと
改めて気づき、しかも中大は六大学に入ってもいなかった
ことが判明し、またがっかりした。

いったい私の進路は何が決め手かもよくわからないまま、
本当につまらない授業を受けてがっかりしていた。

しかし、入ってみないとがっかりも出来ないのだから、
体験としてとどめておこうと思ったが、

その時、たった一つだけ心ときめく授業があった。
それは「民法」だった。

私って、人の人生に関することにとても興味がある
みたいだなぁと気づきだしていた。

就職先は、
女性が少なくて、ブスでもモテモテの職場に、
入れてもらった。

その後、結婚もしたし子供も産んだが、
自分の心を見ないで生きてきたので、
幸せなくせに人生は不満だらけ、体はいつも体調が悪く、
そんな人生を生きてきた。

向上心だけはあったから、
母親の介護だけで人生は終わりたくないと、
税理士試験を受けたりもした。

その後、税理士事務所にも何件か勤めたが、
それしか有利にやれることが無かったから、
選択しただけだった。

この時点で、クオーレテラピーにお見えになる
クライアントさんとおなじくらいのお年頃。
40代でした。

税理士事務所に入ってはみたけど、
単調な仕事もつまらないし、また難しい仕事を
貰った時は肩が張るし、間違える度にビビる。

失敗した仕事をどう誤魔化すかとか考えたりして、
ストレス溜まりまくり。

あ〜〜〜〜〜、つまんねぇ〜〜〜〜〜〜。

(やってられね〜よ。。刺激的なことってないかな〜)

主婦もつまんね〜。
手をかけた料理をしても、
やって当たり前で報われない。

誰も褒めてくれないし。

あ〜〜〜〜、私の人生って、
つまんないつまんない。

主婦も、税理士事務所も、

も〜何なんだよ〜
私の選択は!! 

大嫌い!!

(続く)

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