ビリーフ編・「こどもであってはいけない」②


 

(前回からの続き)

私は子供の頃の
あるワンシーンを思い出した。

目の前で姉が泣いている。

歯を食いしばりながら、
涙をこらえようと、唇が震えていた。

私は、

その時、絶対にみてはいけないものを
見てしまったと感じ、

恐ろしさのあまりに変な行動を
とっていた。

姉の涙に気付かない様に
おどけてみせたのだった。

多分ひょっとこ踊りみたいな事をして、
変顔をしながら姉のそばから離れた。

へん

 

(ねぇちゃん、こんなんでどうや~?)

 

その時から私は、
辛い時や悲しい感情を感じそうになると、

おどけてごまかす癖が付いた。

 

私がおどけた訳の奥深くには、
こんな思いもあったようだ。

 

私の姉はいつも
「輝いていなくてはならないという
思いが強かったからなのだ。

何故にそう思ったかは分からないが、
姉との前世での経験も影響が
ある気がするのね。

感情は魂の記憶として刻印され、
時空を超えて影響を与え続けるのね。

ちかい

(この思い込みに忠誠を誓いますぜ)

 

 

絶対に輝いていなくてはいけない
はずの姉が目の前で震えている

この誤差を埋める為には、
姉を傷つけたくないし、
自分も傷つきたくないから、

 

気づかないふりをしておどけるしか
他に方法は見つからなかった。

 

ちょっと舞台はかわっちゃうけれど、

 

さらに姉の事で、
自分の思い込みにビックリした
事がありました。

私が中学2年生の時に姉は
嫁ぎました。(しゃみしかった

 

姉が嫁いだ先の団地に遊びに
行った時の事です。

姉の家のトイレのドアをみると、
上の方がガラスに張りになっていました。

 

だから、トイレの電気を点けると、
入っている人のシルエットが
見えるのだ。

そこで、私は何を発見したかというと、
お姉さんってトイレに入るんだ

って気付いてしまいました。

私は少なくとも14年は姉と一緒に
くらしていたのに、
姉がトイレに入ったのを見た記憶が
なかったのか?

そんなはずはないのに、
何故に姉はトイレに入らないと
思い込んでいたのか??

でも、団地に行ったときは、
姉がトイレに入ったのを発見顔して
しまった。

と同時に、一歩譲ってお姉さんは
オシッコはする人だと認めても、

「まさかウンコなんてするはずがない!」
・・・マジで考えたくなかった。

 
よくよく考えると支離滅裂なのだけど、
思い込みって凄いパワーがあるのね。

 

で、姉が便座に座ろうとしている
シルエットを見た時に、
私は一瞬血の気が引いて・・・・顔真っ青

 

 

絶対に見てはならないオキテが
破られてしまうと、目を逸らした。

そういえばタモリは、
吉永小百合は絶対ウンコをしない
と言い切っている。

 

ポジティブ投影を持つと、
そんなエグイ事を考えるのも
恐れ多いと思うものだ。

今から考えると、
これが4歳から芽生えた
私のポジティブ投影のデビューなのだ。

 

大人になってある事がきっかけで
姉と縁遠くなった時期が何年か続いた。

 

その間に、私はある女性に姉と同じ様な
ポジティブ投影をする事になる。

 

ネガティヴじゃなくて
ポジティブなんだから

別にいいじゃんか!

 

と思う人もいるかな?

それでも、ポジティブだったとしても
投影は投影。

偏り過ぎた思いには、
皺寄せが来るものなんですね。

これについてはまた書きますから
待っとってね!

さて、さっきの場面に戻りましょう。

 

(ごめんちゃ、寄り道しすぎたので、
また次回に持ち越しします)