皆さんは
目の前の人が、今、何を考えているか分かる時ってありますか?
「この人、こんな事を考えてるわ。信じられない~」
「きっと、こう考えているに決まってる!」
と思い込むのは、
自分の過去の積み重ねられた経験によって、
パターン化された結果の産物です。
ここまでは、前回のブログでお話しましたね。
しかし、こういった思いとはちょっと違って、
目の前の相手のことを深読みしたりしていないのに、
ただ単に、その人の頭の上に、
雲の形の様な吹き出しがついてしまう事が私にはあります。
まるで漫画の吹き出しとそっくりです。
そんな時は、「うっそ~!」と、目をこすりたくなります。
吹き出しに書かれた文字は、
興味深いことに、何故だか一瞬で読めてしまいます。
お恥ずかしいのですが、
通常、私の文章を読む速度は、一般の人より3分の1位遅いんです。
それなのに、この頭上に描かれた文字に関しては、
1秒もかからずに読めているみたいなんです。
で、その吹き出しが、
どういった時に、
どんな人に、
どんな内容が書かれているかはケースバイケースで、
私のコントロール下にはないから、ちょっと困ります。
吹き出しのコメントが、
私にとってわからない方が、絶対的に楽な事もあります。
私はかつて1回だけ、吹き出しの内容に、
びっくり仰天のショックを受けました。
だって、相手の人が口でいっていることと、
吹き出しの文字の内容があまりにもかけ離れていたんです。
人の良さげな顔の表情とは違って、
吹き出しの文字口調は、めっちゃヤクザ言葉でした。
その人は、たいていの方から、温厚な人だと評判の僧侶でした。
それで、私は吹き出しの言葉を優先して受け取り、
その吹き出しに対しての返事をしてしまいました。
そうしたら、僧侶はそれこそ、ビックリ(゚o゚;;した顔をして、
吹き出しの言葉を慌てて修正しだしたので、
私は、やっぱり吹き出しの言葉は本当だったんだと、がっかりしました。
それ以来、私は開き直ってしまいました。
今は、淡々とその文字を受け止めて、
「成る程。しゃあないやん」
と割り切れる自分を発見出来ています。
人間って、私も同様、不安だったり、怖かったり、怒ったり、
悲しかったり、妬ましかったり、いろいろあって当然だし、
その感情を生み出した背景が、なにげに分かってくると、
本来の魂の資質はみんな一つのような気がして、
あまりとらわれなくなります。
でもムカつくこともちょくちょくあるのが事実で、
それはそれで楽しんでいます。
で、その吹き出しが、事実と一致しているかどうかが問題なのですが、
こういった偶発的な現象の場合は、
頭で考えたり、思い込みから発信されたエネルギーではないので、
的は外れてはいない様です。
何故その様な現象が起きるのかを私なりに分析したので、
次回、物語だと思ってお聞きくだされ。
続く
笑顔 クオーレ