ところがどっこいの神主…の話。⑩

 

ところがどっこいの神主…の話。

と、言うわけで神主さんとの面談。
若奥様が、めっちゃ高級な日本茶と和菓子を出して
くださいました。
大奥様以上に若奥様に憧れていた私は、この時初めて
そのさわやかな声を聞くことが出来ました。

美男美女ってあるんやな~、きゃ~素敵!

無事に推薦状もいただき、
大学の卒業証明や、戸籍謄本、診断書などの手筈を
整えて、あとは神社庁に行って許可を貰えば、
国学院大学で神職の勉強ができるのだい。

神社庁の許可は、神主さんの推薦をもらえた時点で
数分で終わる作業のはずです。

「わ~~~いやった~!
これで私の葬式プロジェクトが一つ進んだわ」

の、は・ず・が…。

なんと、神社庁から1時間も待たされています。
応接室に一人ぽつんと待つ私。

神社庁からお偉いさんが現れて、
「長らくお待たせしたのですが、あなたは書類不備で
許可は与えられません」とひとこと。

「はぁ?何がいけなかったのでしょうか?」
と聞いても、理解できない回答。

「2年前に左翼の人が神主の資格をとって、
いろいろ問題があって厳しくなったんですよ」っと。

意味、わかんねぇ???と思いつつ、
とりあえずお引き取り下さいと言われて、
呆気にとられながら私は帰った。むかっ

そのあと、あの頼りないアルバイト神職の人から
連絡をもらい、
「やってくれちゃったね~参ったよ」
と言われた。

私が1時間、神社庁の応接室で待っている間に、
私の書類不備とかやらで、
どうやら大騒ぎになっていたらしい。

「あんた、大丈夫?」と、アルバイト神職の人に
まるで頭がおかしい人扱いで言われてもうた。

話をここまでひっぱっといて、オチはつまらなくて
申し訳ないこっちゃが、実はこんなんが理由ですたい。


「あんたの本籍、皇居でしょ。何考えてんの?右翼?」
確かに私の本籍は千代田区千代田一番地なのだ。

25年前に、ある人に勧められて皇居を本籍にしました。
しかも勤め先が千代田区役所の隣だったから都合がいいという話になり、気楽に決めたのです。

「えっ!それが何か??」

結局あとで、濡れ衣だとわかったわけですが、
それがわかるまでは、私の人格は「神社庁に刃向う敵」扱いの人間になってしもうてた。ショック!

知っている人は知っています。
本籍が千代田区千代田一番地の人って、結構いらっしゃいますよ。
それだけで、「右翼思想を持つ人」と結びつくのかなぁはてなマーク

大人の世界はわかんないわ~。いろいろあるんだろうな。
ご苦労様。いろいろ守って下さっているんだな。
と嫌みの気持ちではなく、
大人になりきれない私は本気で愛と感謝を送っています。

いつもだとそれくらいのプレッシャーに諦めない私ですが、
この道は「ちょっと違うんじゃないの?」と天が教えてくれたんだなと思い、国の扱う神職は諦めた方が賢明と判断しました。

要するにご縁がなかった訳で、
私が神様から見放された訳でもなく、
もしかしたら、逆に認められた合格んじゃないのかしら?
なんちゅうポジティブアップな自惚れ発想に変換されつつ、
次の出会いを待つことにしました。