先日、友人が教えてくれた恵比寿の美容院に
初めて行った。
行きは迷い迷い目的の美容院に辿り着き、

帰り道には、
「何だ〜、ここって恵比寿駅の近くだったんじゃないのさ〜」
と、地図も読めなければ、Google mapにも逆らって
歩いてしまう私がやっとその距離感を理解した。

キョロキョロ巡っていると、
昔のボーイフレンドのオフィスのビルの前を
20メートルも通り過ぎ、

「もしやここは?」と気づき、・・振り返り、

「ここのビルは確かTOMのお部屋じゃね〜の?」
と、オフィスは確か2階だったか・・
階段を上り・・・訪ねてみた。

アメリカ人のTOMは開放的な人だから、
昔から一度もお部屋は鍵を掛けたりしない。
そもそも鍵を無くしたままになっている。

なので誰がここに入っても問題ない!
welcomeなのじゃ〜。

たまに2メートルもの身長がある黒いアフリカ人さんが
ソファに寝ていることもあった。

目もギョロ目だし、
部屋に入った途端に・・目が合って・・飛び上がるくらい、
・・びっくらこく。


(ワオ〜〜オコンニチハ^^;)

昔は毎日のように遊んでいた二人だったが、
ここ5年もの間、TOMとは会ってはいなかった。

年に1度、誕生日にバースデイコールがTOMから
掛かってくるだけになっていた。

この扉を開けるべきか!!
ドアノブに手を掛けたが、なんか雰囲気が違う気がして、
開けるのはやめて〜と、

オフィスの近くにある二人の共通の友人である
インド人のお店に行って、
最近のTOMの様子を聞こうと思った訳だ。

お店に行くとインド人は他の店舗に行っていて
そこは留守だったので、
お店の入り口でインド人に電話をしてみた。

こちらから電話をかけたのも数年ぶりのことだった。

「もしもし、元気〜!!」とインド人と会話。

ふと話しながらお店の壁にある張り紙に目をやると、
TOMの顔写真が貼られていて、
相変わらずに楽しそうにビール瓶を持ってそこに写っている。

『TOM・Memorial party 1月!!』

電話の先のインド人と、
「あれ〜、トムのメモリアルってさ〜、
なんの思い出パーティーなの??

・・・・えぇぇ〜・・まさか・・冗談だよね?

トムちゃん、死んじゃったの?」

インド人:
「え〜〜、なおちゃんトム死んだの知らなかったの??」

ってさ〜、あんたが教えてくれなかったら、
誰が私に教えるんだよ〜と言いたかったが、
ずっと、気になりつつも疎遠にしていた私が悪い。

 

よくよく考えてみると、
私に大きく影響を与えてくれた男性は、4人。

小学校3年生の時に交通事故で死んでしまった祖父。

そしてサムライみたいに堅実剛健な尊敬すべき元旦那さん。

そして、もう5年以上前になるだろうか、
互いにライバル意識を持ちながら未熟だった関係性の中で、
チグハグな別れ方をしたままになっていた最愛の友人。
再会したのは彼(お坊さんだった人)の葬式だった。

そしてここで書いたアメリカ人のトムとは、
5年もの間、
何でトムと会おうとしなかったのだろうか?

作年11月頃、クライアントさんとセッション中に出た話。

彼女の好きなアーティストが数年前に自殺をし、
その命日が近づく度に息苦しくなり体調不良になるとの事。

彼女の大好きだったアーティストはアメリカで
活動していたグループだったので、私は知らなかったが、
セッションが終わってからそのアーティストの
YouTubeを見つけた。

ところがびっくり!!
その動画に見たことのある人が写っていた。

それは、トムだった。
正装をしてお洒落な画像になっていた。
それはモデルの仕事として撮影されたのだろう。

そういえば、トムが話していたかもしれない。
そのアーティストの才能の素晴らしさを。

それを観た時、何で一言トムに、
「よく撮れていたね!素敵だったよ!!」

と、電話しなかったのかと後悔した。

多分、動画を観たのは偶然ではなく、
トムが私にヒーリングの助けを求めていたからだろう。

トムは私をいつも魔女だと彼の友達に紹介していた。
この手は、魔女の手だって。

そしてこの動画を偶然かのようにも見せて、
お別れを伝えたかったのかもしれない。

トムとはスピリチュアルなところで会話して
いた過去がある。

その日の晩は、トムとの思い出ばかりが頭を巡った。
彼は私の人生を色鮮やかにしてくれた男性の一人だった。

モダンな音楽「SMILL」や「As time goes by」なんか
のジャズが流れているBARで、
よくスローなダンスをしたものだ。

(・・・・・dance dance dance)

 

女好きのトムは、日本女性が大好きで、
いつもその女性の良いところを探しては、
「oh!ステキ!!」って感嘆符付きの表現をする。

青い目をした背の高い白人さんに、
褒めまくられた日本人女性は、
そりゃ頬を染めて、嬉しそうにしていた。

トムの家の近くの広尾の坂を一緒に下っていた時、
通りかかる年配の女性にも、
セブンイレブンの店員にも、
「う〜ん、素敵ね!こんにちは〜。ありがとう!」

とか何とか言っちゃって、彼女らを喜ばしていた。

私はトムに言った。

「トムさ〜、日本女性は褒められた事ってなかなか
ないからさ〜、そうやって日本男児に代わって、
日本女性を喜ばせてくれて本当にありがとうね〜」

って、ちょびっと嫌味もありつつも、
でもやっぱり有り難かった。

で、私は、
トムが死んじゃった事が分かったその日は・・落ち込んだ。

「トム、ごめんね。気づいてあげられなくて。」

お葬式なんて、自分が死ぬ時はどうでも構わないが、
やはり大切な人の死に顔は見ておきたいと私は思う。

元気だった頃の思い出やイメージも大事だが、
もうこの世にいないんだといったケジメを付けるためには、
死に顔をみて、もうこの世では会うことは無いと肝に命じる事は、

残されたものにとって、大切な儀式だと思う。

私は亡くなったお坊さんの時は運よく知らせが
来たから死に顔を見る事が出来た。

その亡骸は7年前の別れた時とは大違いだったけど、
そこで心底会話が出来てピリオドを打てるのだ。

きちんと別れを済ますって、大切な儀式なんだよ〜。

そうしたら、また新たな出会いが始まるから。

トム、本当にありがとね。
そちらに行く時は必ず迎えに来るんだよ〜

 

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