私は母のお腹の中で4ヶ月の赤ちゃんでした。
とっても静かに,
そして遠慮がちに、
身動きも殆どしないように気配を消していました。
少しでも母親の負担にならない為に、ちっちゃく縮まって
腕も足も縮めて緊張をしていました。
狭くて( >Д<;)クッ クルシイ・・・
お母さんは、私にあまり氣をかけてくれません。
忙しくどんどん動いて、体を伸ばしたり縮めたり、
お腹がつっぱらかっているのに、構わず動いています。
私は苦しいです。
お腹を優しくさすってくれたら良いのに…。
ちょっとでもいいから私のことを気にかけて欲しいのに…。
そしてカウンセラーさんが私の反応を見て、
お母さんがお腹をさすってくれるように誘導してくれました。
「あ~お母さんが私を見てくれた。気づいてくれた。嬉しいよ~」
この時、親の愛を受け取ることが、子供にとって、すごく
大きて重要なことなんのだと改めて思いました。
でもお父さんが「また女なら要らない」と言っていたのを聞いちゃったから、
私は気配を消していないとやっぱり、めっちゃヤバイっす。
だから、生まれてからも私はちゃんと息を潜めて生きる予定です。
カウンセラーさんに、「お母さんの負担にならない程度に、お腹の中を
ググッと広げて、リラックス出来るようにしてください」と言われて、
ゆっくりと、少しづつ子宮の空間を広げてみました。
私は生まれて初めて手足を伸ばすことができた。
お~楽チン。幸せ
お母さんも負担になっていないようだし、
な~んだ、初めから遠慮しないでのびのびして良かったんだ!
カウンセラーさんに「あなたは神様に何を授かって来ましたか?」
と聞かれて、
「7つの秘宝を持って来たけれど、今は巾着に入れて、
誰にも見せずにお腹の奥にしまってあります。
だって目立ったら虐められるし、こっそりとしまっておいて、
絶対に誰にもこの秘宝を知られない様にするんだもん」
と言いつつ、ここでセラピーを受けている大人の私は、
7つの秘宝って何があるんかい?と気になった。
「巾着の中からお宝を一つ一つ出して見せてもらって良いですか?」
とカウンセラーさん言われて、赤ちゃん那旺は出してみた。
1、剣
2、ひょうたん
3、江戸時代火消しの人(め組)が持ってグリングリン回す、マトイ。
4、20センチくらいの厚さの本
5、銭形平次の十手
あとの二つは下の方にモクモクとしていて見えなかった。
私はこの秘宝を誰にも知られてはマズイとは思いつつも、
頭の上にお宝を並べて眺めてみると、胸を張って生きていける
ような気がして満足だった。
でも、生まれたあとはやっぱり巾着行きだけど…。
そんなこんなして、とうとう臨月になり、
産まれる為の準備を整えだしました。
私が産まれ来るためにセレモニーとして準備したかったものは…
え~~~と
<続く>
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