(前回からの続き)
たかが柔軟剤の入りすぎた洗濯物の
匂いくらいのことで、
都会ながらも、ちっちゃな自然の恩恵を
楽しんでいた環境を一変させられて、
窓を閉めないと辛くなったのじゃ~。
ベランダには、
ウッドデッキを敷き詰めて、
プランターにはハーブを植えて、
ロッキングチェアに横になり、
お日様を浴びて、
読書をするのを楽しみにしていた。
が〜〜〜〜〜、すべて水の泡っす。
(アワアワあわわわわ。ゲロうまくね〜っす)
だって、今のベランダは、私にとって、
咳する場所に変貌してしまいました〜。
この様なストーリーを背景に、
私は3月に、
「も~嫌だ、引っ越ししたい!」っと
宇宙に文句を垂れたら、
ななな~んと翌月の4月に、
ほんまもんの地上げ屋が来たのでした~。
「ピンポ~ン、
この家の管理会社が変わりましたんや~。
地上げ屋ですぅ。
お宅さん、10月に出て行ってくれまへんやろか・・」
ってな調子で黒服を着た、
かつて吉本興業の花形だった
「やすきよ」の横山やすしみたいな
細身の大阪人が目の前に現れたのだった。
(地上げ屋ですぅ。わしは気が短いんや!
ちゃっちゃと出て行ってな!)
「うっ!早すぎる。
宇宙に告げ口した途端に、
またもや現実化させてしまいました~!」
そんなこんなで、
脅されて(へへへ〜)どうやら10月には、
「出て行かないぜ!」って頑張って、
ブルドーザーに敷かれて死んじゃうか、
おとなしく引っ越すか!の運命になりそうです。
一生のうちに地上げ屋さん
(本場もんの大阪ヤクザさんやろか?)に
出会えるチャンスなんて滅多にないのだから、
ちょっと人生勉強をさせてもらおう~~っと!
今後の成り行きを
ワクワクしている私でございます。
なんてったって、私は人間の生体観察が
趣味でんねん。
(あら!まぁ!あんなことしくさってるわ!)
(最近の人は、こっちの家政婦ですかね)
まだ、5分位しか話してないが、
ちょっと見た感じだけど、
地上げ屋の兄ちゃん、古い時代の大阪人っぽい感じ。
相当の海千山千で、腰が据わっている。
吉本新喜劇を一人芝居している風にも
見えてくる。
風変わりな人間を見ることは、私の大好物なのね。
なぜなら、人間の奥の奥を解明することは、
セッションのヒントになるからじゃい。
な〜んか、妙なものが飛び込んできた感覚です。
また今後の展開は・・・
「地上げ屋あんちゃんの続報」として
お知らせいたしま~す。
(このテーマって・続くかなぁ?)