(前回からの続きです)
セッションをやっていてつくづく思う事がある。
自分より先に生まれた順番はどうも尊重した方が良い様である。
上のものを尊重しない=バカにすると言う行為は、
むりくり自分が上を飛び越えて行かねばならない。
となると、どんな不味い事が起きちまうのか???
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もう1ヶ月も前になるこの話題。
大晦日に奮発したお節と友人に貰った美味しい日本酒を頂きながら、
次男に伝えなくてはならない話をする所からこのテーマは
始まっています。
カウンセラーになって、自分を見つめ、徐々に気づいてしまった。
小さな心の鍵のかけ違いが、その人の生き方を難しくし、
人間関係がねじ曲がり、大きく本質から外れて行ってしまう事を。
沢山のセッションをさせて貰って、その法則を垣間見た次第です。
(なるほどでゲス。オイラ家政婦は人間の生態を見ちまった。)
ポコ親那旺がポコ親那旺を振り返り、心の中で話しかけている。
自分で自分をバカにしているみたいに聞こえるかもしれないけど、
そもそも親って立派なんてシロモノじゃないのよ。
大抵の人は自分がどう言う人間なのだかさえもよくわかっていない。
人間として未熟なのは言うまでもないが、そんなのが親になる訳で、
だいたいは、親として「ど」が3つくらい付くド素人で、
子供を産んだ時点で、とりあえず形だけは「親」となる称号が貰えるが、
大多数の親がポコ親なのだ。
私なんか22歳で結婚して、
それまでに食事を作ったことなんか1回も無かったし、
後片付けも洗濯もしたことなんてなかった。
み〜〜んな母親がやってくれていたもんね。
綺麗に洗濯されたパジャマに着替えて親が干してくれたお布団で寝て、
お手伝いなんかしないでテレビを観て、
当たり前の様にテーブルに出てくるご飯を食べた。
その大人になりきっていないパーポー娘がだよ、
(パーポー娘ございます)
結婚した途端にそれとは真逆な立場に突然なる訳で、
わかっちゃいたが、練習したことがなかったから、
わしゃ〜半端なく辛かった。
小学生低学年が子供を産んだ様なもんさ。
そんな私が結婚した途端に妊娠し、長男が生まれて直ぐに
頼りになるはずの母親が脳梗塞で倒れ、
こちらが親を面倒見なくてはならないと言う三重苦。
理想の旦那様と結婚したまでは良かったが、
両親みたいな夫婦仲が悪い家庭にはしたくなかったから、
旦那さんにとっての理想の奥さんになろうと思い込んで、
必死こいて良い奥さんを演じてた。
毎日料亭の様な料理を出して、
出産の前日まで、旦那さんの髪の毛をシャンプーしてあげて、
大好きだったドラマなんて一切見ずに、NHKやスポーツ観戦。
お姑さんの前でも従順な嫁もしていたな〜。
これも、私の理想の仲の良い夫婦を描く為に、
自分を抑えきった完璧に間違った方法をとってしまった。
ばっかだよな〜。わし。
(勝手に穴を掘って、穴に落ちたがっていたオイラ)
で、ここからが言いたい事だけど、
親としての訓練を誰からも学んだことがない私が、
一人の人格を持った子供を育てるなんて、よくよく考えると
とんでもない大役をしていると思う訳よ。
世の中の親に言いたいね。
私ら親はド素人なんだから偉そうにしなくて良いのだと。
親になった途端に、「親」の仮面を被り、弱点を持つ生身の
人間である事を忘れてしまっている。
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大嫌いだった姉を私が産んだ長男に投影しまくっていた私は、
見えない毒蛾の掛かった鍵を次男に押し付けてしまった話は
前々回にしたかと思います。
ものわかりの良い次男に私は非言語の言葉で、
「あなただけはあんな風にならないでね!私の気持ちがわかるなら、
お兄ちゃんを一緒に嫌いになろうね!」
ちょっとオーバーめにわかりやすく言うとそんな感じです。。
「私は一生懸命やっているのに・・・」と、
被害者に見せかけておきながら、「あなたも共感してね!」って言うのは、
「ただの脅迫」なのであ〜る。
親は知らず知らずにこれをやっている。
こんな恐ろしい事を思っていたなんて心理の勉強をするまで気づかなかった。
姉に対する我慢や憎しみが幼い頃からずっと癒えていなかったから、
同じ様な場面に遭遇すると、どう対処して良いかわからなくなって
感情だけが先走って動くのだ。で、次男を巻き添いにしていた。
小さい次男は、「自分は甘えてはいけない。
兄貴は手が掛かるしお母さんを苦しめているんだから、
僕は手が掛からない様にしよう。それがお母さんを喜ばせる方法だ!」
と、心に決めたのかと思う。
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ポコ親那旺が次男に白状した所から入りましょう。
ポコ親;
「あなたが一生懸命にお仕事をやっているのに、
最終的には目上の人と上手くいかなくなるのを繰り返しているでしょう?
その理由、私、数年前から気づいてたんだけど、聞いてくれる? さらに読む