読者の皆様、メリーに関わってくださった皆様、
             本当にありがとうございました。

思えば、1年半前にメリーはもう長くはないと
息子の哲が見せに来てくれました。

8年も会わなかったメリーは、下痢が止まらず、激やせの状態でした。
その姿を見て、私は覚悟を決めていたのですが、

今私が持っているたくさんの代替療法で奇跡が起きるかもしれないと、
メリーを預かりました。

メリーは大変辛かったであろう好転反応を抜け出し、
同じ犬とは思えないほど、若さや体重、体力を取り戻しました。

治療が終わった時は、もう会えないだろうと覚悟を決めて、
メリーを返したのですが、哲が味をしめたのか、
1ヶ月半に1度くらいの割合で預けに来ます。にひひ

少し弱ってしまったメリーを、だいたい3週間ほど預かってまた元気にして、
帰す事が習慣になりました。

因みに実家でメリーが大事にされていないわけではありません。
ちゃんと大切に扱って貰っています。

ただ、メリーはかなりのお年寄りなので、ケアをすればするほど
元気になります。

でも、去年の8月に哲が岩手県に仕事で行くことが決まった時は、
連れてきてくれる人がいないので、
これがメリちゃんとの最後の時間だと思ってたくさん愛しました。

と、思っていると、哲がいなくても、
東京にいる哲の彼女がメリーを連れてきてくれました。

で、人に手を煩わせてお願いするのもなんだからと、
最終的には私が自主的に1ヶ月半に1度、メリーを
連れて来れるようになりました。

家から離れて行った私が、こんなことが出来るなんて
想像もしていませんでした。

メリーも死に際から何度も復活したけれど、
私も同様に、メリーとは、これで生きて会うことはないと思って
接していたので、帰すときはとっても辛かったです。

でも、こうやって、狼少年のようにチャンスが何度も巡り、
最後の最期までメリーとの時間を分けて貰いました。

メリーは行ったり来たりしなかったら、もっと安定したお世話を
してもらえただろうにと思うと、少し忍びなくなります。

メリーはお役目通りに、人と人を繋ぐ仕事を果たし、
また、私のやっている代替療法の結果もメリーが体を張って
出してくれました。

さて、私が10年間向き合っていなかった問題に
私が取り組んでからは、
チャネラーの言っていた通り、
3日後に、メリーは精根尽き果てて、水も飲まなくなった。

これで、メリーのメッセンジャーとしてのミッションが完了
しようとしています。

それでも、メリーは私のお迎えを待ってくれて、
一時はノニジュースで復活し掛かったが、
最期には、ジャスミンの花咲く道へ抱っこされつつも、
私と一緒に花の香りを味わう時間を作ってくれた。

そして、13日の朝、私に寄り添って、命を大往生してくれた。

私はこんな賢いメリーを本当に本当に誇りに思う。

    「メリー最高!メリー超愛しいドキドキ音譜ラブラブバンザーイ」

出棺の時、私は、
      「メリー、また向こうで会おうぜい!」と手を振った。パー

 ワッショイ、ワッショイ、合格メリーが肉体から解放されたよ、
ワッショイ、ワッショイ!メリーの誕生日!クラッカー

メリー誕生日 平成 6年6月25日
メリー命日  平成25年5月13日

そして、改めて、家族の皆様、ありがとうございます。(TдT) アリガトウ

これで、「メリーの奇跡」と言うテーマは幕を閉じます。
改めて御礼を申し上げます。

$弾ける笑顔 クオーレテラピー-めりちゃん$弾ける笑顔 クオーレテラピー-若いメリー

私は、去年の12月頃、能力の高いチャネラーのお婆さんに
成り行き上、メリーのリーディングをして貰う事になりました。

チャネラーは、メリーの言葉を読みました。
犬なのに喋れるの?わんわんって言う人もいるでしょうが、
赤ちゃんでも大人とちゃんと同じような会話が出来ます。

言葉とかの問題だけのことで、魂は
人間も犬も植物も鉱物も一緒かと思います。
ちゃんと「思い」が宿っています。

チャネラーはメリーをリーディングして、こう言いました。
「私は、お母さん(私のこと)とお父さんの架け橋になります。
その役目が終わったら私は死にます。」…と。

メリーが役割をちゃんと果たすために私たちに仕えてくれていたことに、
改めてメリーの言葉の重みを受け取りました。

10年間、きちんと向き合っていなかった問題を、私は5月4日に
向き合うことにしました。
これ以上、私のエゴでメリーの役目を終わらせてあげないわけには
行かないからです。

でも、メリーの役目が終わればメリーは死んでしまうかもしれないしょぼん

チャネラーは一言、「悲しいね~(´;ω;`)」とつぶやいた。

結果的に
メリーは完璧なタイミングで人と人を繋げる架け橋になり
その役目を終えました。

役目を終えた3日後にメリーの容態は、静かにあちらの世界に
旅立つ準備を整えたのです。

死にかかった1年半前から、ここまで命を繋ぎ、
ゆっくりとゆっくりと、メリーは無理なく私に教えたくれた。

生きるとはどういうものか、家族とはどういうものか、
老いるとはどういうものか、愛を受け取るとはどういうものか、
愛を与えるとはどういうものなのかドキドキ

何にも言葉を発しないでも、私がちゃんと理解できるように、
丁寧に教えてくれた。

こんな映画みたいなシナリオってあるでしょうか?

ペットをお持ちの方、改めてたくさんいる中で選んだペットとの
縁が、ただの偶然ではないことがお分かりになるやもしれません。

 <次回最後です>

メリーはおかわりも要求するようになってきました。

でも、それが今度こそ最期の晩餐です。

メリーは私に元気のあるところを見せてくれたのでしょう。

私は、11日と12日の2日間、
どうしても外せない用事があり、実家にメリーを
戻しましたが、ギリギリの選択で、11日の朝早く預け、
12日の夜遅くに連れて帰りました。

初めは13日の朝にお迎えの予定だったのですが、
少しでも細やかな対応をしてあげたいと直感が走り、
そう決めました。

直感は残念ながらあたり、
13日の夜中2時にメリーは落ち着かない様子で、ヨロヨロと
立ったり座ったりしだしました。
座ると1分くらいで移動するので、ハーハーと心臓が苦しそう。

「そんなに動かないでよ、メリー。どうしちゃったの?」

        そのあと…。しょぼん

メリーは5月13日明け方に向こうの世界に旅立ちました。

お医者様の手も借りずに老衰で、亡くなりました。
メリーはまたもや、約束を守ってくれました。

「メリー、死んじゃう時は、私のそばでね、お願いね!」って
伝えていました。
メリーはその通りにしてくれたのです。

葬儀では納棺の儀式もします。
お焼香をしたり、
葬儀屋さんがダダデカイ声で般若心経も上げてくれています。
いっぱしに、人間と全く同様のセレモニーです。

ひつぎには、旅立ちのための六文銭も入れれば、出刀も入れます。
葬儀屋さんは、神妙な面持ちで感情を込めて一生懸命にやって
くれています。あんなに情緒的でなくても良いのに…と。

「何か変な感じ」っと、私は号泣しながらも、もう一人の私は客観視する。
斜め後ろに座っていた、息子の哲が、私と同じような顔をしています。

やっぱり親子ね。考えていることは多分一緒だ。
そんな時に私のお腹が半端なくギュギュと長~く鳴り続けた。
昨日の夜から何も食べていなかった。今は夕方の5時。

葬儀には岩手県から駆けつけてくれた息子の哲と、
いつもメリーを可愛がってくれていたひでさんが
参列してくれたが、後ろでクスクスと笑っている。

「お葬式」と言う伊丹十三監督の映画があったが、
あのコメディ感って分かるな~。
真面目にお葬式をしようとすればするほど、悲しさから遠ざかるのって、
ホントに不思議です。

出棺の儀式も人間と同様で、ひつぎの蓋に、顔が覗ける窓があり、
最期に私が窓を閉めます。

メリーは毛並みも艷やかで、お耳にピンクの花飾りをしたら、
お嫁さんに行くみたいに若々しく可愛いお顔をしています。

葬儀屋さんは、またも感情移入した神妙なお言葉で、
メリーとのお別れを促しました。
「この人、良くやってくれているな~」と思いつつ、
哲と目を見交わす私。

出棺は、哲とひでさんがひつぎを抱えてくれました。

あとは…、遺骨を待つのみです。
みんなでメリーの思い出話をしながら、涙なみだの時間を過ごしました。

ひでさんは、祝詞好きなメリーの為に、祝詞を上げてくれましたが、
号泣で声になりません。
「おい、頼むよ、しっかり上げてくれよ~」
と私が祝詞を先導しながら、二人で:(;゙゚ω゚):おいおいと泣き崩れる。

これぞ、完璧な感情移入。

 <続く>

     家の近くのジャスミン花の咲く小路に行ってきました。
ジャスミンの花黄色い花は、既に旬が終わり、2~3個ほどしか咲いていません。

メリーと通った、この小路に私は今日、一人で来ました。
メリーがいなかったら、このジャスミンの小路には巡り合うことは
なかったはずです。

メリーが最初の奇跡の生還を遂げてから、1年半になります。
去年の丁度今頃、メリーとジャスミンの小路を見つけて、
メリーがいなければこんな素敵な場所に気がつかなかっただろう
思うと、有難くて、メリーに御礼を言いました。

「メリー、来年もまた一緒にこのジャスミンの小路に来れるだろうか?」
来年6月に19歳になる中型犬(シェルティ)が、生存できたとしたら、
それこそ、かなり凄い記録だろうね、メリー?

そして、メリーはまたしても約束を守ってくれました。

丁度ジャスミンの花の満開の時、
5月7日にメリーがかなり危ないとの連絡を実家から受けました。

すぐに私は駆けつけて家に連れてきました。
ほとんど動きません。何も食べないし水も飲まなくなりました。
私は全ての用事をキャンセルして、メリーと共に過ごしました。

翌日、メリーを抱っこして、ジャスミンの小路に行きました。
本当に最高の見頃の時です。

「メリー、ちゃ~んと約束を守ってくれたんだね。
いい香りがするね~。凄いねメリチャン、ありがとう。」
メリーの腰を支えながら道路に下ろしてみると、ちゃんとウンチをした。

「メリー、偉いね、まだやる気なんだね!一緒に頑張ろうか!」
「毎日来ようね、このジャスミンの香りを嗅ぎに…」

でも、2~3歩くらい歩くとフラフラでした。

翌日メリーの体調を気にかけてくれた、友人のかっちゃんがノニジュースを
送ってくれた。半端ないパワーのノニジュースらしく、本当の事を
言うと薬事法に引っかかりまくる代物だそうです。

メリーは、既に少量の蜂蜜と水だけで生きていました。
でも、そのノニジュースをスポイトで上げる度に、
翌日には生気を吹き返し、自分で立ってお粥やリンゴ等を
ガツガツ食べだしました。

ノニジュースで栄養が行き渡ったのだ。
メリーはおかわりも要求するようになってきました。

 
<続く>  

連載していた
アンデルセンの秘話は、このお話の少しあとに続きがあります
のでお待ち下さい。

私はみんなの「ワッショイ!ワッショイ!」と言うの声援をもらい、
最高のリズムの中で、波の様に産まれてきました。

普通に考えても絶対にありえない光景なのに、
今の私の頭の中では、この出産のイベント以外はもう考えられません。

特にメリーの旗を持ったエプロン姿しっぽフリフリ(人間みたいに立ってます)と、
おじいちゃんの喜んでくれたあの目は、全くフィクションなのに、
一番リアルです。

人間の脳って凄いな。優秀なのかブッ飛んでるのかわからないけれど、
それでも、私は幸せです。ラブラブ

誰もが幸せであって良いのです。
誕生を歓迎され、生まれてきてくれてありがとうと言われても
いいんです。
それを、声をあげて叫びたい私なのだ。クラッカー

“ 私は既に生まれ変わりました打ち上げ花火

後になってから、私の持つ秘宝の意味がわかりました。

1. 剣は、天界から剣を通して光を降ろします。ある意味
イニシエーションを意味する剣です。

2. ひょうたんは、聖水が余りあるほど湧き出てくる無尽蔵の
お水の元栓です。

3. 江戸時代火消しであるめ組の人が持っているマトイは、
喜びを表します。歓喜の印です。

4. 20センチくらいの厚さの本は、
経典です。叡智の本です。

5. 銭形平次の十手は、
正義の証です。裁くことのない良いも悪いもない正義の十手です。

そして、下の方にモクモクとしていて見えなかった
あとの二つの秘宝は何かというと、

「慈悲」と「愛」だったのです。
あの時は形がなくてよくわからなかったのです。

私はリバーシングの最初の時に、お腹の中でこう言いました。
誕生したら、絶対にこの秘宝を誰にも見せないと…。
見せたらヤバイから叫び

でも、私は神様から頂いたこの宝物王冠1をもう見られても大丈夫だと
思えました。

誰もが、ちゃんと平等に宝物を持っているのですから、
そんなの当たり前の事なんだと気づきました。

<終わり>